職種紹介: 設備保全
仕事内容
設備保全は生産設備を維持・管理する仕事です。主な業務内容は、設備が正しく稼働できるように定期的に点検などを行う予防保全、現場にて突発的に発生する設備トラブル対応の事後保全、さらに品位安定・効率向上を目的とした改良保全を行っています。
事後保全では設備の図面・プログラム・動作メカニズムの理解やトラブルシューティング能力、改良保全では部品の設計や図面の作成、制御プログラム作成など幅広い知識が必要になります。
設備を安定して稼働させることで生産に貢献できる事ももちろんですが、現場作業者からの「設備の調子が良くなった」の一言で自身の成長を実感できる、とてもやりがいのある仕事です。
キャリアパスの例
設備保全は専門知識習得・実務経験を積み、以下のステップでキャリアアップしていきます。
①高度な知識と技能を持った設備保全担当であるテクニカルマスターとなって、担当設備の維持改善に加えて後輩指導を行います。
②広範囲を管理監督するスーパーバイザーとなって、グループ成果の最大化を目指し他部門との折衝調整や部下指導を行います。
③マネージャーとなって、保全グループ全体の人員・テーマ・経費・教育の管理を行います。
※生産技術部門への異動、他工場への異動で経験を積む事もキャリアアップの一つとなります。
育成・研修制度など
設備保全の専門技能講習・法令講習など職務に必要な知識を得るための研修は充実しています。
さらに新人設備保全担当向けの「きときと道場」という集合研修もあります。きときと道場のカリキュラムでは、設備の基本的な動作が出来るキットを使い、簡単な組み立て・プログラム作成を行いながら保全マンとしての基礎を学ぶことに加え、ロボットの組み立てを通じて保全技能を高めます。
先輩社員紹介
設備保全
2001年度入社
環境建設科卒
Q1.あなたの仕事内容を教えてください
生産設備といわれる、製品を生産する機械を管理する仕事をしています。
主な業務内容としては、生産設備が壊れないように定期的に点検する予防保全、現場にて突発的に発生する設備トラブルへの対応、さらにその設備と、設備から生み出される製品の品質がさらに良くなるようにメンテナンスする改良保全も行っています。
改良保全では設備の部分変更も行うので、構造を示す図面を描いたり、制御ソフトを変更したりと幅広い知識が必要になり失敗や行き詰まる事も多々ありますが、先輩や上司に相談しながら粘り強く問題解決に取り組んでいます。
Q2.あなたはどんなことにやりがいを感じますか?
課題や問題の解決により会社に貢献できることはもちろんですが、設備の改善を行ったことで実際に設備を扱う作業者から「設備の調子が良くなった」と言ってもらえたときや、今まで分からなかった不具合が発生する原因を解明できたときなど、自身のスキル向上が実感できたときです。
具体的には不具合から設備の状態を推測・考察することで、不具合の原因となっている部品を改良するなどの対策を行い、狙い通りの改善につながったときに特にやりがいや達成感を感じます。
Q3.仕事の中で大変だったことや、印象に残っている出来事はなんですか?
新しい生産設備が生産を開始できるように準備する立ち上げ業務が大変でした。設備の立ち上げが完了し、いざ生産を開始すると品質に問題が発生してしまい、問題が発生した要因の洗い出しから原因調査・対策実行まで関係者と協力して行いました。特に要因一つひとつに対して再現実験を行い原因を特定するのに苦労しましたが、自身の成長に繋がる良い経験でした。
他に印象に残っている事は「きときと道場」という研修会です。他のムラタ拠点から新人の設備保全担当が集まり、3ヶ月間切磋琢磨しながら設備の組立て・調整と、設備保全担当としての心得を学びました。同じ業務を行う仲間と長期に渡り一緒に研修を受けたことで新たに交流も生まれ、自身の意欲の向上に繋がりました。
8:30 | 朝礼、業務開始 |
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8:40 | メールチェック |
10:00 | 現場対応 |
12:00 | 休憩 |
13:00 | 改善の為の設備調査/図面作図 |
15:00 | ノウハウの整理 |
16:00 | 保全チーム引継ぎ |
17:00 | 業務終了 |