職種紹介: 製造監督

仕事内容

監督者は、お客様が要求する品質や納期を満たす製品を安定して造り続けるために、製造ラインと作業者を管理しています。
現場での点検やコミュニケーションを通じて、職場の安全衛生、製品の品質や作業者の技能などの向上・維持を行います。
製造ラインには、人や設備、製品の生産に使用する治工具などたくさんの資源があり、これらを独自の管理技術を駆使して効率的に管理することで仕事の質を高め、お客様に信頼していただける製品を生産します。
現場の情報を収集・発信し関係部門をリードして現場の問題を改善します。また、作業や啓蒙活動、教育などを通じて人材育成をしています。

キャリアパスの例

①~③のステップで経験を積み、キャリアアップしていきます。
①製造リーダーとなり、製造ラインを管理監督する。製造知識が深まり、コミュニケーションスキルが向上する。
②製造グループリーダーや、より広範囲を管理するスーパーバイザーとなり、諸活動のリーダーや機能横断活動に参画する。
③製造マネージャーとなり、製造ライン全般の管理、資源管理、組織運営を担う。

育成・研修制度など

階層別研修と機能別研修によって、役割に応じて求める力量を段階的に習得していくことで、製造現場の、Quality(品質が良くなるように)、Cost(ムダのないように)、Delivery(製品や情報の流れをスムーズに)、Safe(安全に)活動を通じて、モノづくりのスキル(改善・維持)とプロフェッショナルマインド(こだわりと自信)が備わります。この他にも、挙手型や選抜型の研修があり、専門知識の深堀りやパーソナルスキルを高めることもできます。また、他のムラタ拠点との交流を通じて、ムラタのモノづくりを広く学ぶ機会があります。

先輩社員紹介

製造監督
2000年度入社
機械科卒

Q1.あなたの仕事内容を教えてください

製造ラインの監督が私の仕事です。
主な業務は生産の進捗管理、ライン作業者の出勤管理、製品の品質管理、現場に危険などがないかを調査する安全衛生活動など多岐にわたります。
品質に問題がなく、安定した生産を行うにはデータだけではなく実際に現場の意見や状況を把握して問題が小さなうちに解決しておくことが重要です。しかし製造監督者一人だけで問題を解決するには困難なことが多々あります。そこでコミュニケーションが不可欠です。現場の作業者や他の監督者と様々な意見を交わすことで物事の見え方が広がり、難しいと思われていたことが意外と簡単に解決できたということもあります。

Q2.あなたはどんなことにやりがいを感じますか?

問題が発生した場合、製造監督者には判断力が求められます。
監督者になって間もない頃はどうしたらいいのかわからず、現場を混乱させてしまうこともありました。しかし、何事も興味を持って見る、参加することを心掛け、自己の成長を怠らないよう気を付けてからは問題が発生しても冷静に的確な判断することができるようになりました。上司から「安心して任せることができる」と言われたときは自分の成長が認められたことを実感し、とてもやりがいを感じました。

Q3.仕事の中で大変だったことや、印象に残っている出来事はなんですか?

担当する製造ラインが増えたときは大変でしたね。
担当範囲が増えたということよりも、経験したことがなかった製品を扱うラインというところに苦労しました。時間があれば工程へ行き作業者の作業を観察する。問題があれば関係者を集めて対応する。最初は大変だと思っていましたが、いつの間にか工程に精通して率先して業務の改善活動をしている自分がいました。
振り返ってみるとこの時もコミュニケーションが大事でしたね。

<夜勤の例>

1:00 朝礼、業務開始
1:10 メールチェック・生産進捗確認
2:00 工程巡回・改善活動
4:30 休憩
5:15 工程巡回・改善活動
8:45 業務終了