職種紹介: 製造技術

仕事内容

製造技術は、製品を安定的に生産・供給する工程を作る役割を担っています。より良い工程を作り上げるため、不良率の低減やコストダウン、生産性の向上などを目的として、改善を進めていきます。また、製品に関する技術的な判断を行う役割を担っており、日々の生産トラブルにおける対応や製品の分析、トラブルが発生した原因調査とその対策を実施することで再発防止を図り、生産の安定化を図っています。多くの部門と関わって業務を進めていくので、色々なメンバーとの連携が大事な仕事でもあります。

キャリアパスの例

製造技術では、まずは上司の指示に従って様々な実験やテストを行う技術アシスタントからスタートします。この業務を通じ、作業習得、専門知識の獲得、会社内の各種仕組みの理解、ビジネススキルの向上などを図ります。
十分な経験と知識を習得したのち、品種担当を任されます。品種担当は、これまでの知識と経験をもとに、自らが主体的に改善などの業務サイクルを回していくことで、エンジニアとして成長していきます。また、能力および適正のある方は、数名からなるチームを率いる立場として、会社に貢献していきます。

育成・研修制度など

教育研修制度としては、職場の先輩や上司から業務を通じて必要な作業手順や知識を習得していく指導を行います。そのほか、富山村田製作所や村田製作所本社が主催する研修会にも参加することができ、技術者が業務を遂行していく上で必要となる技術、知識、ノウハウなどを取得できます。また、キャリアの各ステップで階層教育が行われ、それぞれに期待される役割を理解し必要なスキルを学んでいきます。

先輩社員紹介

製造技術
2008年度入社
地域学部卒

Q1.あなたの仕事内容を教えてください

不良率の低減やコストダウンのための改善、製品にとって最適な生産条件を見つけるための評価実験を行っています。
製造現場でトラブルが発生した際、製造した製品があらかじめ決められた品質を満たしているか確認し、製品の出荷可否を判断するのも私の仕事となります。また、トラブルのあった製品の原因追及を他の職場と連携して行い、再発防止対策を考え、生産の安定化に努めています。製造技術とひと言でいっても上記以外にもさまざまな業務を行っています。

Q2.あなたはどんなことにやりがいを感じますか?

大きな仕事を任され、無事にやり終えたときです。取り組んでいるときは壁にぶつかることもありますが、乗り越えたときには大きな達成感があります。仕事を通して自らの成長を実感でき、やりがいを感じます。
今は仕事と家事(育児)を両立しているので、決められた時間の中で計画的に作業を完了させたり、トラブル対応や評価実験など、決められた期限内でスムーズに終わらせることができるとホッとします。

Q3.仕事の中で大変だったことや、印象に残っている出来事はなんですか?

配属されてすぐに担当していた品種の件でお客様より問い合わせがあり、先輩方に教えてもらいながら毎日遅くまで製品の分析をしていたことが印象に残っています。
また、海外からお客様がいらしたときの対応です。製造工程の説明や製造方法について、すべて英語で説明します。日常会話とは違い、難しい単語も多く説明しなければならないので事前に繰り返し練習したり、資料などの事前準備をしたりと大変でしたが、終わったときに母国語で「ありがとう」と言っていただけたときは、頑張って良かったと思いました。

8:30 朝礼、業務開始
8:40 メールチェック・返信・進捗確認(グラフ作成等)
10:00 監督者・保全担当工程と打ち合せ
11:00 製品の解析・工程対応
12:00 休憩
13:00 メールチェック・返信
14:00 担当品種の進捗ミーティング
15:00 品質改善業務(寸法測定・特性の測定・データのまとめ等)
17:00 業務終了