地元・島根に貢献したいと企業を探す中で、私は出雲村田に出会いました。インターンシップに参加した際、社員の方がシステムの操作に苦労されている様子を目にし、「もし自分がこの仕組みをもっと便利にできたら、現場の人が笑顔になるのでは」と強く感じ、これがシステム開発を志すきっかけとなりました。
インターンシップ中に触れた社員の方々の温かさや仕事に真摯に向き合う職場の雰囲気にも強く惹かれ、「一緒に働きたい」と心から思いました。また、海外拠点があり、地域に根差しつつグローバルに活躍できる環境にも魅力を感じ、入社を決めました。
Interview 10/19
新卒入社/技術系総合職
信頼を力に、
DXを牽引するエンジニア
情報システム
2021年入社 自然科学研究科 理工学専攻


Q1.入社を決めた理由
地元が誇る出雲村田へ。
Q2.島根県で就職した理由
私は島根で生まれ育ち、この土地の空気や人々の温かさの中で生きてきました。都市のような派手さはありませんが、困っている人がいれば自然と手を差し伸べる、そんな優しさが島根には根付いています。
私自身も、島根の人々の支えがあったからこそ、ここまで成長することができました。だからこそ今度は、自分が地域に貢献できる仕事をしたいと強く思い、地元で働くことを選びました。

My Work
Q3.情報システムってどんな仕事?
私の所属する部署は、製造現場や社内業務をITで支えています。主な業務は、セラミックコンデンサの生産活動や品質管理を効率化するシステムの開発・運用・改善です。私は、その中で、システムエンジニア(SE)の役割を担っています。SEと聞くとPCに向かうイメージですが、実際は製造現場で働く人々と直接コミュニケーションを取り、使いやすい仕組みを考える機会が多くあります。特定の部署に限らず、工場内の多くの人々と関わりながら仕事ができる点も魅力です。現場の効率性向上やミス削減といった変化が生まれることで、自身の仕事が役立っていると実感できます。また、海外拠点プロジェクトにも参加し、現地密着型でありながらグローバルな視点で活躍できるのが特徴です。
Q4.私の役割
私は主に品質管理課と連携しながら、製品の品質向上に貢献するシステムの構築・展開を担当しています。不具合品の処理記録・分析・活用を通じて、現場がスムーズに製品を流動できるよう支援するシステムを手がけています。
現在はプロジェクトリーダーとして、国内外拠点へのシステム導入を推進。チームをマネジメントし、進捗管理、リソース配分、問題解決を担っています。要望は単に形にするだけでなく、現場担当者との対話や実作業確認を通じて課題や改善意図を理解し、将来の運用・保守を見据えたより良い仕組みを提案することを心がけています。導入後は運用・保守の立場でも、課題管理や迅速なトラブル対応を通じて、システムの安定運用と最適化を進めています。
Q5.仕事をするうえで大切にしていること
相手と信頼関係を築くこと。
仕事は一人だけで完結するものはありません。また、それぞれ立場は異なっていても、同じ目標である積層セラミックコンデンサの製造プロセスを良くしようとする仲間です。そのため、お互いの意見や立場を尊重し、積極的にコミュニケーションを取ることで信頼関係を深め、協力して課題解決に取り組むことが重要だと考えています。信頼があってこそスムーズな連携が生まれ、一人では達成できなかったより高い成果を実現できると信じています。将来は、私と一緒に仕事がしたいと言ってもらえるような存在になることが目標です。
Q6.部署を越えた交流の機会
関わる部署は非常に多く、工場内のほぼすべての部署がシステムを利用していると言っても過言ではありません。そのため、全ての部署が仕事のパートナーとなります。仕事を通じて関わった方々と交流を深め、プライベートでもつながりを持てることは、私にとって大きな楽しみの一つです。
また、出雲村田には多彩なクラブ活動があり、私は茶道部とテニス部に所属しています。島根県内で開催されるお茶会や、国内のムラタグループで行われるテニス合宿など、部署の枠を超えた交流が活発に行われていることも、当社の魅力の一つだと思います。

ある1日のスケジュール
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9:00
朝礼
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9:30
メールチェック、タスク・スケジュール確認
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10:00
チーム内進捗会議
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11:30
システム不具合対応、議事録作成
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12:35
昼休憩
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14:00
システム要件調整
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15:30
システム設計検討会議
Career Story
Past:これまで
入社当初は、ITの専門知識や積層セラミックコンデンサの製造工程で使われる独自の用語に不慣れで戸惑うことが多くありましたが、出雲村田はITの技術者教育研修や積層セラミックコンデンサのモノづくり教育が充実しているため、安心して業務に必要な知識を着実に習得できます。今も日々勉強して新しい知識を蓄積して、仕事に活かしています。また、私が初めて参加したプロジェクトでは、システムサービスの提供者と利用者の両方の目線を持つことの重要性を学ぶことができました。プロジェクトの中で築いた人との繋がりは、今の私の大きな財産となっています。
Present:現在
現在は、プロジェクトリーダーとしてチームを率いています。自分の判断がシステムの品質に直結するプレッシャーを感じつつも、重要な役割を任せてもらっている喜びを実感しています。プロジェクトの牽引以外にも、今提供しているサービスを安心してシステムを使っていただくために、システムを持続的に安定稼働できるように運用・保守することも我々の重要な役割です。仕組みを作るときに運用・保守のしやすさを考え、シンプルで軽微な変更によってシステムメンテナンスができるような仕組みを考えて形にすることも、我々の腕の見せ所です。
Future:将来
データ活用とDX推進で、当たり前の基準を広げたい。
将来的には、部門との強固な信頼関係を基盤に、ユーザーニーズに対して先回しして提案できる「Proposal First」の人材をめざしています。また、製造過程の多様なデータの繋がりや関係性を正確に紐づけることで、原因分析を効率化し、未然に波及性の高い問題をリアルタイムで検知できる仕組みを構築するなど、社内DXの推進に貢献しながら自らの手で新たな価値を提供し続けたいです。競争が激しく変化の早い電子部品業界において、出雲村田とともに私自身もさまざまな可能性にチャレンジをし続けていきます。