出雲村田は、世界に積層セラミックコンデンサを供給する重要な拠点です。生産を止めずに安定稼働させるうえで、設備保全は極めて重要であり、自分の業務が生産性、品質、そしてグローバルな顧客満足に直結しているというスケールに大きなやりがいを感じています。
出雲村田では自動化やAIなど先端技術を積極的に導入しており、保全職として最先端設備の維持管理や改善に携われること、また自身のアイデアで設備を進化させられる点に魅力を感じました。新しい技術に触れスキルアップできる環境は、自身の成長に繋がると確信しています。
Interview 15/19
キャリア入社/保全職
知識と探求心で、
工場の進化を加速
設備保全
2018年入社 高等専門学校 機械工学科


Q1.転職を決めた理由
最先端に携われる環境に成長を確信。
Q2.島根県で就職した理由
関西での勤務経験を通じて、あらためて地元である島根県での生活と仕事に魅力を感じ、Uターンを決意しました。
特に、島根県のメーカー企業が地域産業の核として重要な役割を果たし、地元の経済や雇用に貢献している点に強く共感しています。関西で培った経験や知識を活かして、地元メーカーの発展に寄与できることに大きなやりがいを感じています。
また、家族や友人との距離が近く、仕事だけでなくプライベートも充実させられる点も転職の大きな理由でした。自然豊かな環境の中で、地域に根ざした企業で長期的にキャリアを築きたいと考え、島根県のメーカーへのUターン転職を選びました。

My Work
Q3.設備保全ってどんな仕事?
私の所属する部署は、設備維持管理、設備立ち上げ、設備改善の三つの業務を担当しています。設備維持管理業務では、交替勤務で設備の定期点検や不具合対応を行います。具体的には、部品交換や劣化確認といったメンテナンスに加え、不具合発生時の原因特定から復旧、再発防止策の実行まで担います。設備立ち上げでは、新規設備導入時のレイアウト変更、運搬設置、評価まで関係部門と協力して行います。設備改善では、保全職ならではの視点で品質や稼働率の改善を進めます。
Q4.私の役割
私は、製品の不良率低減(品質改善)やコストダウンといった、より専門的な設備改善業務を担当しています。工程の問題点を見つけ、改良方法を検討・実行し、不具合解消や不良率低減に部門一丸となって取り組みます。改善業務は常に好奇心が求められ、新たな知識や新商材の情報を収集・活用することで生産設備ラインに変化をもたらす、責任感のある仕事です。
自身の知識を駆使し、部品の形状や材質変更、ソフトウェア変更など多様な改良を行う中で、品質向上はもちろん、作業者の負荷が減り、人に優しい設備にできたときに大きなやりがいと達成感を感じます。
また、中国やフィリピンなど海外からの出向者の教育も担当しています。海外拠点のレベルアップに繋がるよう、改善の水平展開や保全教育を行い、現地メンバーの保全スキル向上に努めています。
Q5.仕事をするうえで大切にしていること
安全>品質>生産性。
私が仕事をするうえで最も大切にしているのは、「安全>品質>生産性」という考え方です。私たちは多くの設備を使ってモノづくりをしており、安定して商品を供給し続けるためには、これらの設備が「安全>品質>生産性」を確実に保てるように維持管理・改善されなければなりません。
その重要な役割を担っているのは、設備と最も接する機会が多い私たち設備保全職であり、安定したモノづくりには必要不可欠な存在だと自負しています。
技術の進歩によって世の中が豊かになる一方で、私たちが作る製品にはより高い信頼性が求められ、設備の維持管理の難易度も上がっています。外部環境が変化する状況においても、「安全>品質>生産性」を常に念頭に置き、人にやさしい設備へと進化させていきたいと考えています。
Q6.キャリアチェンジで苦労した点
入社当初は、工具の使い方や設備・部品の構造、電気・制御系の専門知識が乏しく、理解や対応に苦労することが多々ありました。また、トラブル対応で他の保全担当者と共同作業をする際には、不慣れなため作業ペースに遅れをとり、迷惑をかけてしまうこともありました。
そこで、機械保全技能士の受験や社内研修を通じて保全職種に共通する知識や技能を習得する一方で、担当工程の専門知識については、同じシフトで働く経験豊富な先輩に積極的に指導を仰ぎ、現場での実践を通してスキルを身につけていきました。

ある1日のスケジュール
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8:45
引継ぎ、メールチェック
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9:30
設備改造
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12:00
昼休憩
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13:00
社外ミーティング
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14:00
データ分析、レポート作成
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17:00
引継ぎ、退勤
Career Story
Past:これまで
転職当初は保全経験がなかったため、工具の使い方や設備知識を覚えるのに必死でした。トレーナーの先輩社員につきっきりで設備の勉強をし、徐々に難易度の高い設備トラブルや現場改善を経験しながら知識を身につけました。電気や空圧に関する社内研修に加え、より専門的なメーカー主催の社外講習会にも参加し、着実にスキルを磨いてきました。
Present:現在
設備維持管理業務の経験で得た知識と経験を活かし、現在は設備改善に特化した業務に携わっています。主にコストダウンや品位向上につながる活動を関係部門とともに進めています。また、常に好奇心を持って装置メーカーの展示会や他事業所との交流を通じて知識や視野を広げるよう努めています。並行して、監督者向けのコミュニケーション研修やキャリアデザイン研修に参加し、将来のイメージも膨らませています。
Future:将来
チームを牽引する生産技術者へ。
まずは、後輩や同僚から頼られる生産技術者になるため、さらなる知識の深掘りや経験を積んでいきたいです。そして最終的には、チームを牽引し、組織全体の成果を最大化できる立場になることをめざしています。