安定した需要が見込まれる、なくなりにくい業界であること、世界シェアの高さ、そして給与水準が高く働きやすい環境が整っている点に魅力を感じました。
Interview 09/19
新卒入社/技術系総合職
革新的な加工技術で、
競争力を強化
製造技術
2021年入社 総合理工学部 機械/電気電子工学科


Q1.入社を決めた理由
地元が誇る出雲村田へ。
Q2.島根県で就職した理由
地元で就職を希望した理由は、まず地元に貢献したいという点が大きいです。さらに、住み慣れた環境で安心して働けることや、生活の負担が少ない点にも魅力を感じております。

My Work
Q3.製造技術ってどんな仕事?
私の所属する部署は、コンデンサの加工条件を最適化する重要な役割を担っています。具体的には、加工方法や手順の改善を通じて、製品の品質向上、生産時間の短縮、コスト削減を実現し、安定した高品質なコンデンサの効率的な生産と会社の競争力向上に貢献しています。この最適な加工条件を決定するために、試作や定量的な評価を通じて量産可能な条件を見極める実験を行います。さらに、量産トラブル時にはビッグデータを用いた要因調査、対策検討、量産導入も実施しています。
Q4.私の役割
私の主な業務は、製品の最適な加工条件を検討し、試作から量産導入までを手がけることです。
日々の量産で発生する不良や不具合、加工履歴といったビッグデータと私たちの持つ技術的な知見(原理原則)を組み合わせ、効果的な実験計画を立てます。この実験計画に基づき、現場へ指示を出し、実際の製造ラインでの評価を行います。評価では、私自身もラインに立ち会い、作業性や加工性を細かく確認します。そして、得られた結果を安全性、品質、コスト、生産性の4つの観点から総合的に判断し、最適な加工条件として量産ラインへの導入を進めています。
Q5.仕事をするうえで大切にしていること
抱え込まずに即相談。チーム連携で迅速解決。
私は仕事をするうえで「困ったら抱え込まず、すぐに相談すること」を常に心がけています。
担当している主力製品は、対応が遅れるとお客様への納期遅延に直結するため、常に迅速かつ最適な対応が求められます。問題が発生した際、ひとりで悩むよりも早めに周囲に相談し、組織全体で対応策を検討する方が効率的に解決できると考えています。
実際、過去にひとりでは解決できない問題に直面したとき、周囲のフォローがあったからこそ早期解決につながりました。それ以来、チームと連携して迅速に動くことを強く意識しています。
Q6.ターニングポイント
担当アイテムの加工条件を合理化し、大きな成果をあげられたことが特に印象に残っています。自身の業務が会社の収益やシェア確保に貢献できていると実感でき、それがやりがいにもつながっています。
その分、スケジュール管理や関係部署との調整、高い期待に応えることに大変さはありますが、周りの協力も得ながら完遂することができました。
Q7.ランチや飲み会
社内に食堂があり、同期やチームメンバーとほぼ毎日一緒に食べています。気軽に声をかけあってコミュニケーションを図ることができ、とても良い雰囲気です。
飲み会については、異動や期末、年末など節目のタイミングで開催されることが多く、普段はそれほど頻繁ではありませんが、そうした機会を利用してメンバー間の親睦を深めています。

ある1日のスケジュール
-
8:45
朝礼
-
8:50
メールチェック・1日の業務確認
-
9:30
海外拠点メンバーとのミーティング
-
10:30
実験の段取り、工程立ち合い
-
13:00
昼休憩
-
14:00
チームメンバーとの定例会
-
15:00
合理化の実験結果まとめ
-
17:15
定時
Career Story
Past:これまで
入社以来、製造技術部で、投入から出荷までの商品軸での改善を検討し、不良率や不具合の低減に取り組んできました。この仕事では、あらゆる工程の知識が求められるため、広範囲にわたる知識を習得し、社内のさまざまな部署との人脈形成にも力を入れてきました。
Present:現在
業務内容は大きく変わっていませんが、これまでの経験を活かし、後輩育成として知識を共有する機会が増えました。また、特定の工程の要素技術を深く掘り下げる改善テーマを担当するなど、業務の幅を広げながら自身のスキルアップを図っています。
Future:将来
知識の獲得に貪欲に向き合い、さまざまな改善に尽力したい。
今後はより一層、原理原則の基礎知識(科学的知識)を深めていきたいと感じています。出雲村田にはそうした知識を学ぶための社内研修制度が充実しているので、これらを積極的に活用し、自身の知識を増やしてさまざまな改善に尽力していきたいと考えています。