画像処理のプロフェッショナル

生産技術
2007年入社 電気電子工学科卒業

Q:入社後のキャリアは?

A:中途採用で入社。前職はエアコンメーカーで基板設計・検査の仕事をしていました。小松村田製作所に入社後は生産技術部門の計測グループに配属。製品の電気特性をチェック/評価するプログラム開発などの仕事に従事した後、2013年から画像処理の担当に。現在は画像処理による製品検査の仕事をメインに、工程全般のIT/IoT化を進める仕事に携わっています。

Q:画像処理の仕事について教えてください。

A:世の中には様々な画像処理装置が出回っています。それらを評価し、当社の工程に適したものを導入し、使いこなしていく仕事です。目的は、製品の検査。回路や搭載された部品の状態を外観から検査し、正しく加工されているかどうかをチェックするのです。

Q:どんなところに面白さが?

A:ポイントとなるのが、光源の種類と光の当て方、正否を判定するアルゴリズムの設定です。できるだけ短時間で判定できるようソフトをチューニングし、光源系のハードを調整する。当社はひとつのラインで種類の異なる様々な製品を生産しますので、異なる製品であっても正否を正確に判定できるようセットせねばなりません。そのあたりの工夫が面白いですね。

Q:工程のIoT化とは?

A:小松村田製作所は、ムラタグループの中で最も多品種少量生産化が進んだ事業所です。しかしこれからのモジュール製品の進化を考えると、現状に満足することなく、さらに「超」多品種「超」少量の生産にも対応できるような工場を目指さねばなりません。そのためのひとつの武器がIoTだと考えています。工程のあらゆる場所にセンサを取り付け、RF-IDで製品を管理し、いまどの工程にどんな製品がいくつ流れているかを正確に把握する。さらには発注時の情報を即座に工場に反映して、工程を組み替え、量産に入る・・・こうしたスマートファクトリーを実現していきたいと思っています。