ムラタの人05技術系・2000年入社
(めっき技術開発)

2000年入社 めっき技術開発担当社員(取材当時)の写真
技術系
2000年入社 めっき技術開発

仕事内容を教えてください。
また、どんなところにやりがいを
感じていますか?

ムラタで作られている小さな部品の多くは基板に実装されることで使われています。部品の素材や形状、実装方法や使われ方によりめっきの種類や方法を変える必要があり、私はこのプロセスの開発を担当しています。自分の開発しためっきプロセスで安定してフル生産されている状況が、自信になりやりがいを感じます。

また自分が携わった技術が使われている部品が実装されている基板をみると、感慨深く少しでも世の中の役にたっていると実感でき、仕事の社会とのつながりを再認識します。

印象に残った出来事や
苦労したこと

昇格試験のあった週末に、私が開発しためっき技術で不具合が発覚し、全数外観選別を多くの人のパワーをかけて実施したことがあり、泣きそうになりました。私は試験でしたが、気が気ではなかったことを覚えています。また逆に自分が開発した技術が無事に量産に導入できたとき、製造部門の部門長から、「素晴らしい技術をありがとう。大切に育てます。」と言われたときも嬉しくて泣きそうになりました。両方とも若いときの経験であり、こういうことの繰り返しで自信をつけ、今があるのだと実感しています。

鯖江村田製作所に
入社を決めた理由

入社当初のムラタは今のような規模ではなく、派手さはないけれど技術力の高い会社で、来るべき時代にミートする電子部品メーカーという印象でした。

自分の得意分野が活かせて、なおかつ技術力に定評があるというところが私の考えとマッチしていました。学校OBの方も丁寧に質問に応えてくださり、入社にあたり不安はありませんでした。ただ、渋谷で面接、横浜事業所で工場見学を経て入社したのに対して、配属先の立地にギャップがあったので少々戸惑いましたが、どこでも住めば都ですね。

学生の皆さんにメッセージや
アドバイスをお願いします

会社では学生のときより格段に時間の尊さを実感します。特に若いときには自分に投資を惜しまず、いろんな引出しを持つ努力をして下さい。興味のアンテナがどこに引っ掛かるか、思いもかけない仕事が楽しかったり、得意だったことに気付くこともあります。その中から自分の武器を見つけて必死に磨くことが成功につながります。

またどんどんチャレンジしてください。すぐに上手くいくことは稀です。逃げずに汗をかいて恥をかいて経験した人が自信と信頼を勝ち得ます。

ムラタの人