今までなかった技術を創出し、テクノロジー業界全体の発展に貢献する

私は博士卒として大学・国立研究機関への就職も考えましたが、製品という形で社会貢献したいとも思っていました。ムラタは海外の売上比率も高く、世界に通用する技術力を持っていることを知り入社を決めました。入社以来、通信モジュールに関する製品・技術開発に携わっています。入社当初は高周波に対する知識不足で戸惑うこともありましたが、一旦高周波の知識を習得すると、大学での研究と本質的な部分で似ていることに気づき、大学で培った論理的思考力、情報収集力、発案力、プロジェクトマネジメント能力などが、大いに役に立ったと感じています。それが、多数の特許出願・取得につながり、多くの技術の実用化に貢献しました。そのほかにも、取引先での対応や工場での量産立ち上げ、開発リーダーなどの経験もして、どのような製品でも複数の部門が関わっており、さまざまなスタッフや拠点と連携していくことが大切だと感じました。これらの経験をもとに、多様な領域の知識を統合し真の課題を発見して解決することで、世界初の技術を創出し続けています。

ムラタは独自のデバイスやモジュールの技術を多数持っていて、それらの技術が相乗効果を発揮するイノベーション（技術革新）を起こし続ける開発リーダーになるのが私の目標です。そのためには、経験した領域の知識を深めながら、未経験の関連領域ついても学び続け、開発組織全体をカバーする技術提案ができるようになりたいと思っています。また、専門性・価値観の異なるメンバーのことを理解し、多様な価値観に基づいた意見を合意に導くことができるように、本や社内研修を通してファシリテーションの勉強をしています。