工場全体を俯瞰し
作業者にやさしい工程を
設計する

工場全体を俯瞰し
作業者にやさしい工程を
設計する
総合職 事務・技術系
工程設計・原価管理(IE) 2018年入社
経済・経営・商学

工程設計・原価管理(IE)の役割について

IEとは「industrial engineering」の略です。現場改善から工場全体の方向性の企画まで幅広い業務を担っています。現場改善とは、作業時間を測定して課題を見つけ、より良い作業方法を設計するものです。その他にも、工程の能力管理や、レイアウト設計、原価管理なども、IEの大切な業務の一環となっています。

業務中の様子

現在の仕事内容

私が現在担当しているのは「製品の流れ化設計」や「レイアウト設計」です。「流れ化設計」は、停滞が多い工程の原因を分析し、よりムダなく製品が作れるよう改善案を考えます。また「レイアウト設計」では、単純に生産能力を確保するために設備を並べるだけではなく、作業者の安全や作業性などを考慮し設備の配置を考えます。どちらの業務も、関係各部署の方にアドバイスをもらいながら協力して進めています。

職場環境・ともに働く仲間について

私の職場には、困ったときに必ず相談に乗ってくれる上司や仲間がいます。同じ部署だけでなく、違う部署の方も同様です。時には意見がすれ違ったり、ぶつかったりすることもありますが、それだけいろいろな価値観や意見を聞こうという姿勢の方が多いのだと思います。私自身、まだ若手ですが、どんどん意見を言うことができる環境がありますね。

業務中の様子

大変だったこと

製品の流れを設計する業務の中で、改善が進まず悩んだ時期がありました。そんな時、製造監督から「現場を知る」ことの大切さを教えてもらったんです。それから私は毎日現場に足を運び、それによって、現場にあるたくさんのヒントに気づくことができました。さらに、現場スタッフとのコミュニケーションも取ることができ、改善計画を実行する際にもスムーズに行うことができました。それ以来私は、自ら現場に足を運び、現場を見て、現場の声を聞くことを大切にしています。

印象に残った出来事・仕事

とあるラインの作業設計をした時のことが印象に残っています。現場が作業しやすいよう、現場の方の意見をよく聞き、さらに今後使用する人のことも考えながら設計をした結果、その案が採用されることになりました。IEとして頼りにしていただけたことや、自分が行った改善が現場に受け入れられたことがとても嬉しかったですね。

業務中の様子

今後の目標

製造現場ではそれぞれ多種多様な課題を抱えています。なので、ひとつでも多くの改善活動に携わりたいと思っています。いろんな現場に出向くことでIEとしてのスキルをあげ、課題解決の能力を磨いていきたいですね。そして、現場改善だけでなく原価管理や損益管理にも挑戦し、工場全体の方向性をリードするような取り組みにも挑戦していきたいと考えています。

Messageー学生の皆さんへー

私はやりたいことが具体的にあったわけではなく、「なりたい自分」を想像して就職活動を行っていました。将来どういう自分になりたいのか、そのためにはどういう会社やどういう仕事をするべきなのか、そういう基準で就職活動を行うのもひとつの方法だと思います。就職活動は、自分自身を見つめ直すとても貴重な時間です。いろんな人に出会い、いろんな会社に出会い、自身の価値観と向き合ってみてください。

ある日のスケジュール
8:20 朝礼、メールチェック・対応
9:30 CAD図にてレイアウト設計
11:00 製造現場の方とレイアウトの相談
12:30 昼食
13:15 生産能力の管理表修正
14:00 改善業務に関して関係部門と打合わせ
15:30 工程巡回
16:50 退社
プライベートについて
旅行中の様子
いろいろなところに出かけるのが好きです。社会人になってからは、北海道、沖縄、広島、香川などに旅行に行きました。大学時代の友人だけでなく、会社の同期や先輩方と旅行に行くこともあります。昨年は慰安旅行として、部署のみんなで温泉に行きました。その他にも、同期や先輩とバドミントンなどのスポーツを楽しんだりもしています。