現在の仕事内容
私の担当は主に保全活動のマネジメント業務で、日々の生産活動や改善業務が円滑に遂行できるように関係者と調整を行っています。また、省力化や品質向上を目指し、AIなどの先進技術を活用した「スマートファクトリー」や「予知保全活動」と呼ばれる取り組みも行っています。
職場環境・ともに働く仲間について
私の所属する生産技術課では、「保全ビギナー」から「保全のスペシャリスト」へというキャリアステップがあります。その他にも、新たなモノを生み出すことを専門とした「改善グループ」や、新規設備を設計、製作、導入を通じた製造ラインの「合理化グループ」などへのキャリアルートも整っています。また、メンバーそれぞれの役割はわかれていますが、難しい問題が発生した際は上司も含めて他部門とも連携し、一丸となって問題解決に組取り組んでいける環境となっています。
大変だったこと
立ち上げたばかりの設備で、不具合が多いラインの稼働率向上を担当したことがありました。新規ラインのため、何から手をつければいいのかまったく見えませんでした。そこで、保全の先輩や同僚、または関係部門の方々に多くの協力をいただき、ひとつひとつ課題を解決していった結果、稼働率を大きく改善させることができました。この時培ったやり方や、諸先輩から教わったやり方は私の大きな財産となっており、その時の経験があるからこそ今の自分があると思っています。
印象に残った出来事・仕事
私は今年で入社して15年目で、担当している設備は数百台にもなります。約4年毎のジョブローテーションで、いろいろな工程を経験してきました。異動すると一から覚えることもあり、大変だというイメージがあるかもしれませんが、私の場合は、自分の力を活かせる場所を見つけられたり、新たな人たちと仕事をすることで新しい発見があったりと、自分自身の成長につながっていると感じています。
設備保全職の今後について
従来は事後保全、定期メンテナンスを中心に行っていましたが、現在では予知保全が導入されています。つまり「壊れてから直す保全」から「予兆を監視して未然防止する保全」への進化です。そのために、私たちの業務は保全技術者への変革が必要です。個々の経験だけでなく、AIを活用しデータに裏付けされたモノづくりへの進化を目指していきます。
今後の目標
設備の高精度化が進み、個人の力だけでは解決できないことが多くなってきています。なのでメンバーたちとの連携は不可欠で、みんなで協力して設備のトラブルゼロを実現していきたいですね。そして、設備の自動化や省人化にもチャレンジして、自分たちが手掛けたものが後世に残るような仕事がしたいと思います。知恵を出し合ってみんなが楽になる、そんな製造現場や関係部署から感謝される仕事ができたら嬉しいですね。
- ある日のスケジュール
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7:40 メールチェック、その日の業務内容整理 8:00 朝ミーティング 8:20 朝礼、引継ぎ、回覧物チェック 9:30 生産課題対応、調整業務、KPIテーマ遂行業務 12:40 昼休み 13:25 生産課題対応、調整業務、KPIテーマ遂行業務 16:35 引継ぎ 17:00 対応内容まとめ、メールチェック 18:00 退社
- プライベートについて
- 働き方改革が進み時間にゆとりが生まれました。そのゆとり分は、仕事の専門知識の習得や保全技能士資格の勉強をしたり、また、様々な本を読んだりする時間にあてています。最近読んでいるのは「いちいち感情的にならない」という本で、気持ちを落ち着かせるのに役立っています。休みの日は家族で買い物か、家の掃除や洗車をしていることが多いですね。