BUSINESS
品質管理の業務内容と流れ
金沢村田製作所は、電子部品の生産拠点として、世界中のあらゆる顧客に向けて多種多様な電子部品を生産・出荷しています。その製品の品質を守る重要な使命を担っているのが、私たち品質管理課です。開発、製造、製造技術、生産技術といった他部門と連携しながら、製品の品質を継続的に改善・向上できるように努めています。

WORK
高い精度と信頼性が
求められる「計測器」のメンテナンス
私の担当業務は計測器の管理・校正です。「校正」とは、国家標準に基づく標準計測器を用いて、生産現場で使用される各計測器の状態(動作、機能、精度など)を確認する作業のこと。金沢村田製作所が扱う製品は非常に小さいサイズであるのに加え、世界中で取引する顧客の要求を満たすべく高い品質が求められています。そのため、生産ラインで使用される計測器にも、高い精度と信頼性が必要。その2つを確保するために「校正」は非常に重要な業務なのです。
私は校正技術者として、新たな計測器の校正技術を確立する業務を担当しています。取り扱いが難しい計測器もありますが、組織内のみならず、関連部門と連携してサポートを受けながら、課題に取り組むことができています。このように様々な部門と協力して業務を創り上げていけるのも、品質管理業務の魅力の1つです。

1日のスケジュール
8:30
始業。メールチェックと申請書処理など
9:30
新規校正装置の立ち上げ。装置の操作方法をゼロから紐解く
11:30
新規校正装置の測定結果を解析し、資料を作成
12:30
社員食堂で昼食。その後ラウンジで同期と談笑し、リフレッシュ
14:00
係ミーティングで、係の課題や進捗をチェック
16:00
QCサークル(小集団活動)に参加。係全員で業務改善に取り組む
17:20
退勤。今日は母校の大学ラグビー部のコーチングへ!
MISSION
チームワークと粘り強いチャレンジで、
さらに先へ
私が業務を遂行していくなかで大事にしていることは2つ。1つ目は協調性・チームワークです。品質管理を実現させるためには自部門だけでなく、開発、設計、製造・製造技術など、製品に関わる全部門との協働が欠かせません。協調性とチームワークによって高品質が成り立つのだと、日々の業務を通じて実感しています。
2つ目は、粘り強くチャレンジする姿勢です。仕事をゼロから創り上げていくためには、まず行動を起こし、そこで得られたヒントを繋ぎ合わせながら形にしていく必要があります。その過程では、様々な障壁や課題に直面することも。しかし、失敗を恐れずにチャレンジして粘り強く取り組み、最後までやり遂げることから、新たな価値が生まれていくと信じています。

VISION
組織を前に進める
“品質管理の
プロフェッショナル”に
今後目指している大きなビジョンは「知識」と「経験」を兼ね備えた品質管理のプロフェッショナルになることです。
知識については、ムラタには充実した教育制度とそれを活用できる環境が整っており、必要な学びを深める機会にとても恵まれていると思います。次に、経験。部署内に目標となる上司や先輩が多いため、日々刺激を受けながら仕事に取り組むことで、少しずつ経験が培われていきます。手厚いサポートを受けながら主体的なチャレンジもできる環境で、若手のうちから様々な経験を積めるのです。今後は現在の業務にとどまらず、工程管理や解析といった品質管理の幅広い業務に携わっていくことで、さらに視野を広げていきたいと考えています。
このように質の高い教育と実務を通じて、品質管理に必要な知識と経験が着実に身につけられるのがムラタの良いところです。品質管理を全体から俯瞰できる立場を経て、最終的には事業所全体の品質管理を大きく推進できるプロフェッショナルになれるよう、精進していきます。

プライベートの過ごし方
プライベートでの大きな支えが、高校時代からずっとプレーしているラグビーです。大学では部の主将を務め、全国大会に出場。社会人になってからも、県の国体代表としてプレーを続けています。
現在はその経験を活かし、母校の大学ラグビー部でヘッドコーチとして指導にあたることも。品質管理業務でも重要なPDCAサイクルの考え方を練習に取り入れ、チームの継続的な改善と成長を目指しています。
