BUSINESS
商品開発・設計の業務内容と流れ
スマートフォンに搭載される樹脂多層基板「メトロサーク™」の設計を担当しています。設計作業には、試作に必要な材料・条件・プロセスからスケジュールまで、製品の流し方(流動)について設計する「流動設計」、顧客との図面調整を通じて、品質を確保しながら顧客のニーズに合った製品を設計する「商品設計」などがあり、設計の上流から下流まで幅広く関われるのが魅力。製造や生産管理といった他部門とも連携しながら、高品質なモノづくりの実現に取り組んでいます。

WORK
自分の仕事が、
様々なモノづくりの一端を担う
様々ある設計業務のなかで、私が担当しているのは「流動設計」。顧客が求める納期に応えられるよう、製品試作のスケジュールや流動工程を計画・調整し、モノづくりを円滑に進められる環境をつくっていくことが私の仕事です。
製造部門・生産管理部門とのスケジュール調整から始まり、試作の流動に必要なCAD・検査データの確認や、現場で作業が円滑に進むような指示書・伝票の作成など、作業は多岐にわたります。トラブルや不具合が発生したときには、関連部門と密に連携し、試作計画の見直しや流動方法の最適化を図ることも。こうした業務を通じて、顧客の望む製品が完成し、予定どおりに納品できたときは大きな達成感がありますね。
また、メトロサーク™はスマートフォンをはじめとする多くの製品に使われています。自分の仕事が様々なモノづくりの一端を担っていると実感できる、非常にやりがいのある仕事です。

1日のスケジュール
8:20
出勤。メールや今日のタスクをチェックして業務開始!
9:20
試作の流動に不具合・トラブルが発生。各所と対応を協議
11:30
製造部門・生産管理部門と試作スケジュールについての調整会議
12:15
同僚と昼食。石川にあるご飯屋さんやカフェの話で気分転換
13:15
顧客担当部門・設計部門で、試作の進捗を確認する
14:00
試作投入準備。指示書や伝票を作成して、現場にバトンを渡す
16:00
試作の流動に使用するCADデータ・検査データを、念入りに確認
17:30
退社。動画配信サービスで新しいドラマを開拓することが楽しみ
MISSION
現場とのコミュニケーションがトラブルを防ぎ、改善につながる
私が働くうえで大事にしているのは「製造現場」と「設計」という両者の視点から考えることです。
設計の視点だけで行動していると、製造現場へ多大な負荷がかかり、作業の段取りや効率を悪くしてしまう危険性があります。このような事態を回避するためにも、流動の懸念点・気になる点があれば、試作スケジュールを立案していく段階で製造現場へ相談。お互いの認識を合わせてから試作の流動をすることが、円滑なモノづくりやトラブル軽減につながると考えています。
また、製造現場からのリアルな声が、自分たちの業務改善に役立つことも多々あります。実際の作業フローや現場の課題を把握することで、より質の高い設計業務が実現し、品質の安定や納期遵守にも大きく寄与していると感じています。今後も関連部門とのコミュニケーションを大切にし、よいモノづくりに貢献していきたいです。

VISION
学びながら
業務を見直し、
仕組みから変えていく
試作の流動に必要な指示書・伝票は人の手で作成するため、ミスを完全になくすことはなかなか難しいもの。一方で、関連部門との情報共有や認識合わせに多くの時間をかけているにもかかわらず、設計起因のミスなどによって試作流動が停滞すると、業務全体に大きな影響を及ぼしてしまいかねません。
そのため、指示書・伝票などの定型業務にはできる限りシステム化・自動化を取り入れ、人間以外によるチェックの目を増やす取り組みを積極的に進めています。私自身も自分でツールを作成するなど、少しでもミスを事前に発見できるような仕組み作りに貢献していくことを、今後の目標としています。
ムラタではVBAやRPAのような自動化ツール作成に必要な知識を習得できる講習が多数提供されています。これらに積極的に参加して自分のスキルアップを図っていきたいです。

プライベートの過ごし方
国内旅行によく行きます。1日中動き回るというよりは、温泉に入ったり、ゆっくり食事を楽しむことが多いです。子どもの頃のような好き嫌いが減り、様々な食べ物を美味しく味わえるようになったため、旅行への意欲がさらに高まっています。これからもたくさんの場所を訪れて、自分だけのお気に入りのスポットや食事を見つけていきたいです。
