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ムラタの主な事業領域
ムラタのこれから
ムラタはこれまで世の中のエレクトロニクス産業の拡大とともに成長してきました。戦後のラジオ需要をはじめ、家電や携帯電話の普及、スマートフォンの登場など世の中が変わっていく中で、次の時代を切り開くような電子部品やサービスを送り出してきました。そしてこれからはあらゆるものがインターネットにつながり(IoT)、膨大な情報(ビックデータ)をサイバー空間に集約し、AIが解析した結果をロボットなどを通じて人間が使用する社会(Society5.0)がやってきます。
これまでなかった新たな価値が生み出され、産業や社会にも影響を与えていく中、世の中はどのように変わっていくのでしょうか。ムラタは以下の4つの分野に注力しつつ、世の中全体のIoT・IoE(Internet of Everything)化に向けて貢献をしていきます。
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通信
みなさんにとって、最も身近に感じる分野が、スマートフォン、通信分野です。超高速で、多接続、低遅延の通信を実現する5Gの普及には、たくさんの人の関心が集まっています。5G対応端末には、これまで以上に高機能な部品が高密度に搭載されることが確実です。例えば、安定した通信を可能にするには、従来は1個であった高周波モジュール(無線通信の受信性能を高める部品)を2~3個まで増やす必要があり、まさにムラタにとっては大きなビジネスチャンス。通信環境の飛躍的な向上に、ムラタが貢献していきます。
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モビリティ
100年以上も続いた内燃機関(エンジン)中心の車づくりから、ハイブリッド車や電気自動車(EV)へと大変革期を迎えている自動車分野。車は、走る電子機器となりつつあります。自動運転や先進の安全装備には、多くの電子部品が使われ、その需要は拡大中です。車は人の命を載せて走るものだけに、電子部品にも厳しい品質が求められています。その厳しい要求にも応えられるのが、ムラタの品質。積層セラミックコンデンサをはじめとした電子部品の品質をさらに向上させることで、ムラタは安全な車社会を支えていきます。
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環境
2030年をゴールとした世界の課題である持続可能な開発目標(SDGs)も、ムラタが取り組むべきものです。中でも、再生可能エネルギーの活用は、地球規模で取り組むべき課題。住宅・工場などのエネルギーマネジメントシステムにも、ムラタの技術が生かされていくことは間違いありません。
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ウェルネス
メディカル、ヘルスケア分野は、長期的な視点で新規事業を創出していきたい分野。普及が進んでいるインプラント(埋め込み型)医療機器に向けた電子部品をはじめ、心拍数や体温、運動量などの生体情報を高度なセンシングシステムで捉える機器などにムラタの製品が使われています。また、医療機関IoTソリューションでは、医療器具や薬品に小型タグを取り付けて専用リーダーで読み取ることで、医療過誤や投薬ミスを防止。医療分野にも、センサや通信技術を融合した価値を提供していきます。