INTERVIEW
通信モジュールの開発を通して、
スマートフォンの進化を目指す
高周波デバイス事業部
2016年入社 法律学部 法律学科
WORK
スマートフォン向け通信モジュールの工法開発
私が所属する部署では、スマートフォン向け通信モジュールの開発を行っています。通信モジュールとは、ムラタの技術を活かし複数の部品(SAWフィルター、パワーアンプ、コンデンサ、インダクタなど)を組み合わせたもので、この開発はスマートフォンの小型化、高性能化、低消費電力化につながります。私の具体的な業務は、開発試作品の作成、開発試作品の品質評価(各種信頼性試験の実施)などになります。実験で得られた試験データをもとに、製品設計者、品質保証担当者と議論し新規工法導入の可否判断をします。また、携わった工法の特許出願や、自己啓発で学んだプログラミング知識を活かし業務自動化・効率化を図っています。お客様が求める商品・機能を提供するために、常にアンテナを立てながら、最新の技術動向を把握することも大切なことと考えています。
1日のスケジュール
8:40
メールチェック
9:00
朝礼
9:10
サンプルを作成するための資料作り
10:00
品質評価のため各種試験投入、試験後のサンプルの測定・解析
11:00
係内で業務の進捗会議
12:00
信頼性データの確認・まとめ作業
13:00
昼食
13:45
打ち合わせ資料の作成
15:00
工法担当と打ち合わせ
16:00
評価用基板の図面作成
18:00
業務改善のために業務自動化ツール作成
19:00
退勤
MISSION
もっと便利で安心できる社会のため、通信の「未来をつくる」
スマートフォンなどの通信機器は5Gや6Gといった通信方式へと進化していきます。この高速通信の実現により、ストレスなく動画を視聴したり、高解像度の写真や動画を共有できたりといったことが可能です。また、通信範囲の拡大により、災害時や緊急時に情報を得ることができる地域が増えます。これらに対応したモジュールを製作することで社会全体に安心と利便性を提供する、まさに通信の未来をつくるための技術開発をしているのが私たちの仕事です。「未来をつくる」というやりがいがあるからこそ、どんな困難にも立ち向かえるのだと思います。以前も解決が難しい不具合に立ち向かった経験がありますが、さまざまな部門と協働し、不具合を改善する構造を検討し、試作品の作成や品質評価を通じて解決策を導き出し、1年をかけて不具合を解決、安定量産化に成功しました。この経験から自らが製品開発に一役買っている実感を得て、責任感と仕事へのやりがいを深めることができました。
VISION
業務の効率化、開発スピードの加速に貢献
学生時代の専門分野とは異なるため、高周波の専門知識が必要な回路設計などの業務は精通した技術者におまかせしています。一方で、私は製品開発における業務効率の向上・開発のスピード化に貢献したいと考えています。具体的には、現在学んでいるプログラミングを活用し、手作業でまとめていた試験データの分類自動化や不具合の可視化を行うこと等です。このスキルをより一層磨いて、開発業務効率化に貢献していきたいと思っています。さらに、品質評価業務を行うにあたり量産で想定されるあらゆる不具合を開発段階で解消していけるよう意識しています。不具合が発生すると解析や分析に時間がかかり、開発スピードが遅くなるように見えるのですが、初期段階で不具合を見つけることで対策の検討に十分な時間を割くことができ、開発後期の時間短縮にもなります。また結果的には、お客様に品質の高い商品を提供することにもつながります。
プライベートの過ごし方
プライベートで大切にしているのは、家族や友人です。同期や会社のメンバーとも仲が良く、平日は忙しい日も多いのですが、会社の同僚とご飯へ行き親睦をはかっています。また休日はお花見、ビアガーデン、紅葉巡り、クリスマス会など季節の行事を通じてリフレッシュしています。