社員座談会
~リケジョの働き方~

プロフィール

専攻:その他理系

商品開発
(2018年4月入社)
すでに量産されているコンデンサに対して新しい技術の開発・導入を行い、品質向上や生産性改善、コスト削減目標の達成に取り組んでいます。

専攻:電気・電子

生産技術
(1998年4月入社)
担当設備の制御設計に加え、新規製作設備の制御立上げ・調整や、不具合が発生した際の対応、既にある設備の改善・改造等の業務に取り組んでいます。

専攻:その他理系

製造技術
(2005年4月入社)
携帯電話などの電子機器などに使用されるコンデンサの安定した生産および供給のため、生産ライン構築に関して不良率改善やコスト削減、日々のトラブルへの対応等に取り組んでいます。
理系出身の女性社員の皆さんに、ムラタでの日々の働き方や職場環境・キャリアについて本音で語っていただきました。

職場の雰囲気

- まず、働かれている職場の雰囲気についてお伺いしたいです。職場の上司や同僚の方にはどのような方がいらっしゃいますか?

商品開発(2018年4月入社)
複数の部署がひとつの部屋に集まっていることもあり、他部署の方とも気軽に声を掛け合うことができます。そういう意味では、明るい雰囲気の職場ですね。みなさんやさしくて面倒見がよく、いつ質問しても嫌な顔ひとつせず丁寧に説明してくれます。私の周りには特にユーモアのある方が多いため、いつも笑わせてもらっていて楽しい職場です。
製造技術(2005年4月入社)
私の部署も上司がフレンドリーな方で、質問や提案、問題点などの発信がしやすいです。自分だけで抱えきれないトラブルの場合は、職場内外で共有し、助け合いながら対処できるので助かっています。また社内には福島、奈良、香川、長崎など、様々な都道府県の出身の方がいて、ご当地のお話などを聞いて仕事以外の面においても刺激を受けてます。連休明けなどは日本各地のお土産がいただけるので楽しみにしています。
座談会風景

仕事について

- どんなところにやりがいや喜びを感じますか?

商品開発(2018年4月入社)
コストの低減を目的とした技術開発を進めているのですが、生産量が多い既存製品は特に値下げを実現しながらも利益を確保することが求められています。最近この取り組みについて、製造や技術の方から具体的な導入スケジュールを聞かれることが増え、周りからの期待感をひしひしと感じていますね。自分の業務が現場に近いところでも注目され、関心を寄せられていることにやりがいを感じています。
生産技術(1998年4月入社)
私の部署では、設備を設計し制作する以外に、既に稼働している設備の改善・改造という業務を担当しています。依頼主のニーズを満たすことはもちろんですが、さらに満足いただけるように、より良い改善策を提案できるよう心掛けています。
製造技術(2005年4月入社)
私は育休から復帰してすぐ、製造数量の多い製品の「生産性向上」「不良率改善」のテーマを任されるチームに入りました。家庭と仕事との生活リズムも整ってなかった時期で不安な毎日でしたが、頼もしい仲間たちに助けられて目標を達成することができたんです。これによって利益を生んだことももちろん嬉しかったんですが、業務を通して本当に数多くの方々と喜びを共有できたこと、また何より製造現場の方々に喜んでいただけたことが本当に嬉しかったです。

仕事の裁量について

- どのような仕事をどれぐらいの裁量を持って業務を行っていますか?

製造技術(2005年4月入社)
男性総合職と比べて、若干ですが任されている仕事が少ないかもしれませんね。それは女性だからというより、私が育児短時間勤務をさせてもらっているからだと思っています。その配慮に少し申し訳ないなと思うこともありますが、『今の自分にできることを精一杯やろう』と思って取り組んでいます。
商品開発(2018年4月入社)
私は、2~3種類の製品に対する技術開発を担当しており、主体的に実験・評価等に取り組んでいます。基本的には自分で考えて計画・実行し、判断に困った時や進め方に迷った時に上司にアドバイスをもらっています。技術系総合職の女性の割合はまだまだ多くはないですが、業務で製造や技術の方と関わる際にも男性との扱いの差を感じたことはありません。
生産技術(1998年4月入社)
新規製作設備の制御立ち上げ・調整や、不具合が発生した際の対応を行う業務を任せられています。男女差を感じることはあまり無く、技術や知識で仕事ができる職場だと思います。
座談会風景

仕事と家庭(育児)の両立

- ワークライフバランスについてお伺いします。ご自身のライフスタイルや職場の理解、制度等について教えてください。

生産技術(1998年4月入社)
家庭・育児に対して理解の深い上司のおかげで助かっていますね。突発的なお休みも取ることができるし、出張についても最短・最低限にさせてもらっています。ライフスタイルは十人十色なので、仕事と家庭の両立に対して、今後もさらに働き方の選択肢が増えればいいと思っています。
製造技術(2005年4月入社)
子供が3人いますが、1人目の職場復帰からずっと育児短時間勤務を利用しています。私の家庭は核家族で、夫の勤務時間も長く私が保育園や学童保育の送り迎えを行う必要があること、そして子供に寂しい思いをさせたくないという意向から、この制度を活用しています。育児短時間勤務制度がなかったら、今のように育児と仕事の両立はできなかったでしょうね。このような勤務に関して、職場の理解も大きいことが本当にありがたいです。
商品開発(2018年4月入社)
私自身はまだ結婚・育児に関する制度を利用したことはありませんが、産休・育休、時短勤務などを活用して、育児と仕事を両立している社員は周りにもたくさんいます。女性だけでなく、男性で育児休暇や時短勤務を利用している方もいらっしゃいますね。部署によってはフレックス制度を導入していて、結婚・育児に限らずそれぞれのライフスタイルに合わせた働き方ができていると思います。

今後のキャリア

- 今後取り組んでいきたい仕事や目標としていることなど教えていただけますか?

生産技術(1998年4月入社)
引き続き自身のスキルアップを図る一方で、技術の継承、人材を育成することにも積極的に携わっていきたいと考えています。そうすることで、職場全体のレベルアップができればベストですね。
商品開発(2018年4月入社)
担当している製品の中に海外で生産を予定しているものがあるため、海外を含めた複数拠点での生産・移管に関わる経験をさらに積んでいきたいですね。当面の目標は、現在担当している製品を含め、同様の技術を展開する製品を確実に市販化し利益につなげていくことですが、その延長線上でもっと幅広い製品に関わっていければと思っています。
製造技術(2005年4月入社)
現在担当している業務でさらに知識と経験を深め、人脈を広めていきたいと思っています。それによって『この仕事に関してはこの人が一番詳しい』と思ってもらって、周りから頼りにされる人間になることが目標です。そして家庭と仕事をしっかり両立させて、子供たちに将来『仕事しているお母さんが好き』『お母さんみたいに働きたい』と思ってもらいたいですね。
座談会風景

就活生(リケジョ)へのメッセージ

- それでは最後に、就活生へ一言メッセージをいただけますか?

製造技術(2005年4月入社)
近年はリケジョが増えてはいるものの、全体的にはまだまだ少数派です。これをネガティブにとらえず、アイデンティティとして活かしていけばいいのではないでしょうか。
生産技術(1998年4月入社)
そうですね。ぜひ、自分が習得したスキルをキャリアに活かせる職業を選択してほしいと思います。専門知識を活かした仕事は、より自分を高めてくれると思います。
商品開発(2018年4月入社)
理系の女性は就職先でうまくやっていけるかどうか、不安に思うことも多いかもしれません。そんな時は「リケジョ」いうことはあまり考えず、自分にとって望ましい職場環境や働き方、仕事内容はどのようなものかで判断してみてください。みなさんそれぞれが納得して、自分に合ったところに就職できるよう応援しています。この座談会を参考にしてみてくださいね。
- みなさん、お忙しい中、色々とお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
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