BUSINESS
製造企画・製造監督の業務内容と流れ
海外のメンバーを受け入れ作業実習を行います。実習者が移管先の生産ラインに戻った際、即戦力になれるような実習環境の整備や実習教材、カリキュラムを企画、実行していくことが主な仕事です。
また、商品の海外移管後に安定生産ができるようローテーションで海外現場に出張し、移管先でのトラブルを一緒に解決していきます。
ROLE
グローバルでの製造を支える土台づくり
私が所属する製造企画のグローバル推進課は、大きく2つの業務があります。
ひとつめは、海外拠点の実習者を福井村田製作所で受け入れ、教育すること。現在はタイの拠点を立ち上げており、タイからの実習者が帰国後すぐに生産活動を開始できるよう、実践的な教育が求められているところです。タイではMan(人)、Machine(機械)、Method(方法)、Material(材料)の4Mを同期させた教育ラインの立ち上げも、並行して進めています。
2つめは、実習後に海外拠点へ戻った作業者が安定した量産活動を行えるよう支援することです。製造係の監督者が交代で海外拠点へ出張し、現場で発生するトラブルや困りごとをともに解決していきます。拠点の現場力を高めるだけでなく、現地メンバーとともに自分自身も成長できる機会です。
1日のスケジュール
8:00
出社。まずはメールチェックをし、朝礼に参加
9:30
タイ拠点と打ち合わせ。生産遂行上の問題・課題について話し合う
10:00
関係部門と打ち合わせ。教育ラインと量産ラインで情報交換
11:40
昼休憩。課内のメンバーと雑談もしながら
12:30
海外拠点から来ている作業者の実習状況を確認する
14:00
海外メンバーの実習計画について、関係部門と打ち合わせ
15:30
教育企画のプロジェクト調査をまとめる
17:00
退社。トレーニングジムに寄って体を鍛える
EFFORT
目的や背景を明確に伝えることで、納得感を持って働けるように
現場の方々に仕事を依頼することが多い製造監督業務では、伝え方がとても重要です。充分に意思疎通ができていないと、ほしいものとは異なるアウトプットを受け取ることになりかねません。そうした事態を避けるべく、仕事を依頼するときには最終的なゴールや目的、背景を伝え、丁寧にイメージを共有するように心がけています。部や課の方針、決まり事を伝えるときも、その目的や背景をしっかり説明することで、現場の方々の納得度が変わるのです。
グローバル推進課に配属されてからは、とくに海外の方とコミュニケーションをとる機会が増えました。慣れない言語や通訳者を介してのコミュニケーションとなると、意思疎通はさらに難しくなります。そのため、海外のメンバーとコミュニケーションをとるときには通訳しやすい、丁寧でシンプルな日本語を使うことを意識しています。
GOAL
自分の仕事が海外拠点に広がり、ムラタを成長させていく
私が任されている教育ラインの設計と立ち上げでは、海外のメンバーが迅速かつ正確、そして安全に作業を習得できる環境を整えることが当面の目標です。
教育内容についても、動画を活用した教材の作成や運用など、新たな企画に挑戦しています。福井村田製作所で実習を受けたメンバーが帰国後に現地で活躍し、我々のモノづくりが海外へ展開されることで、同業他社に負けない競争力の獲得につなげられるのではないでしょうか。
海外への製品移管を進めるなかで、マザー工場は移管先のメンバーから多く頼りにされる場です。実際に福井ムラタから海外拠点へ出向し、現地で活躍している方々も多数います。私も幅広い工程の知識と問題解決力を身につけ、自らも海外で活躍できる人材になりたいと思っています。
プライベートの過ごし方
趣味は、トレーニングジムで体を動かすこと。トレーニングはやればやっただけ必ず結果が付いてきます。日々のメニューや成果をメモし、前回の記録を超えていくことで自身の成長を感じ、大きな達成感が得られるんです。
今年は第一子が生まれるため、トレーニングの時間はなかなか取れなくなると思いますが、代わりに子どもの成長を近くで見ていくことが楽しみですね。