BUSINESS
製造技術の業務内容と流れ
スマートフォンなどに採用されている1.0×0.5mmサイズのMLCC(積層セラミックコンデンサ)の製造ラインで製造技術職を担当しています。
製造技術職のミッションは、品質やコスト、納期といった市場のニーズに応え続けるため、高効率で安定した商品製造ラインを構築すること。私の所属する課では、品質に関わる業務に特化したDXを推進しています。人・現場・既存システムを俯瞰しながら、ビッグデータやAI等を活用して業務を再構築し、不良品が発生しない製造現場をデザインします。
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ROLE
お客様のニーズに応え続けられるよう、力を尽くす
積層セラミックコンデンサは、新商品の開発から出荷までにたくさんの工程を経ていますが、ときにはその過程で、トラブルが発生してしまいます。この発生を可能な限り最小化し、高効率で安定した商品製造ラインを構築することが、私たち製造技術職のミッションです。
製造工程が多いため、それらすべてを安定化させるのは至難の業です。日々、大小さまざまなトラブルが発生してしまうのですが、スピード感をもってトラブルシュートや課題解決、根本原因に対する対策に取り組んでいます。
直近では、品質に特化したDXの推進を担当するようになりました。いまやっていることを検証なく前提条件とせず、ビッグデータやAI等を活用し、トラブルを未然防止する仕組みを構築したいと考えています。同業他社に対する優位性を確保するためには、将来を見越したDX推進が必須です。これからもお客様のニーズに確実に応え続けられるよう、力を尽くしていきたいです。
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1日のスケジュール
8:30
まずは今日一日の業務の段取りから。メールの確認・対応も
8:50
ラジオ体操・朝礼。朝からスイッチが入ります
9:00
社内ミーティング。プロジェクトの進捗確認と課題整理
11:00
開発中のシステムについて、要件の整理と検討
12:00
昼食。ランチ後はコーヒーでひと休み
13:00
製造現場に行き、トラブルの兆候がないかを確認
14:00
現場で作業者の方から課題点をヒアリングし、ちょっとだけ雑談も
15:00
配下従業員からのレポートを確認し、上司・部下含めて対応を相談
16:00
実験評価計画の立案、資料作成
17:30
退勤。最近建てたマイホームで、ゆっくり家族との時間
EFFORT
DXには、人間らしい血が通っていなければならない
効果的にDXを推進するためには、トランスフォーメーション(=革新)したいもののリアルを知ることが最も重要だと思います。そして、リアルを知るには現場に行くことが一番。現場に入り込み、自分自身で見たり触れたりしながらリアルを体感することで、生の課題とDXの必要性を強く実感できます。
また、リアルを知るには、関係者とのコミュニケーションも欠かせません。新しい仕組みやシステムを導入する際にはユーザーの声が不可欠。その声を、製造現場へ積極的に聞きに行きたいと思っています。DXと聞くと無機質でスマートなものをイメージするかもしれませんが、そこには人間らしい血が通っていなければいけない。その強い思いを胸に、DX推進担当として、これからも現場にこだわっていきたいです。
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GOAL
現場と丁寧に向き合いながら、前例のないDXに挑戦中
現在担当しているDX推進プロジェクトは前例のない取り組みで、本社含めて関連部署が多岐にわたります。課題も多く、試行錯誤の連続ですが、やりがいは充分。まずは品質維持に関わる業務にフォーカスし、一歩ずつ取り組みを進めていきたいと思っています。
業務効率化をしていく過程では、従来の業務内容を変えなければならない場面も出てきます。そうした変化に対してはポジティブな声だけでなく、当然ネガティブな声が聞こえてくることも。DXの取り組みは、短期的に成果を示すのもなかなか難しいものです。しかし、そうした局面は、丁寧な説明と対話を心がけて乗り切っていきたいです。10年後の自分たちのために、このプロジェクトを必ずやりきりたいと思っています。
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プライベートの過ごし方
ワークライフバランスをとりやすいこともこの会社の魅力で、プライベートでは、家族と一緒にできるアウトドアアクティビティを満喫しています。
近くの里山にハイキングに出かけたり、キャンプに行ったり。最近建てたマイホームにもアウトドアの良いところを取り入れたくて、薪ストーブを設置しました。何も予定がない休日は、日ごろ家族の暖を取るために欠かせない薪割りをして過ごしています。
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