BUSINESS
IEの業務内容と流れ
IEとは「Industrial Engineering」の略称で、一般的には人/モノ/設備/情報を統合し、最適な生産システムを設計・確立する仕事を指しています。ところがムラタのIEは、製造部や工場全体の戦略を策定し、実行していく仕事をも担当。ムラタにおけるコントロールタワーとしての役割を担っているのです。
その中で私は、新規設備の原価企画や現場改善に携わっています。新規設備が利益を生み出すためにはどのように運用していくべきか、関係部門と調整しながら企画を牽引したり、生産現場のムダを改善することで生産性を向上させたりする業務を担当しています。
ROLE
ワンチームで現場を改善し、利益を最大限に
私がこれまで担当してきた「現場改善」とは、工場内のムリ・ムダ・ムラを改善し生産性を向上させることで、工場の利益に貢献する仕事です。「現状把握→問題発見→改善企画→改善実施→効果確認/歯止め」という手順を踏んで、工場がより安く、より品質の良いものを、より早く生産できるよう、生産現場を改善してきました。関係部門も多く、ことによっては影響範囲も大きいため責任のある仕事ですが、そのぶん自分の企画が通ったときや、実際に改善が現場導入されたときの達成感は大きいですね。
また、ワンチーム感も魅力のひとつ。現場で作業されている方や普段あまり関わらない部門の人とも連携し、一つの目標に向かって取り組みを進めていきます。人と話すことが好きな方や、目に見える結果がモチベーションになりやすい方には向いている仕事です。
1日のスケジュール
9:00
メールチェック、一日の予定確認
9:30
新規設備について、設備開発部門との打ち合わせ
11:00
次の改善提案に向けて、情報収集やヒアリングなどの現場確認
12:00
同僚と昼食
13:00
新規設備の原価計算
15:00
製造部門との打ち合わせ
16:00
翌日の打ち合せをスムーズに進めるため、資料を準備
18:00
明日のスケジュールを確認して退勤
EFFORT
「深掘」と「コミュニケーション」が業務のポイント
業務を進めるうえで意識しているのは「深掘」することです。どうしてそうなっているのか?なぜ必要なのか?と深掘していくことで、自分の理解度が上がり、問題の根本や物事の根っこにある大事な部分が見えてきます。それが、業務をぐっと前に進めてくれる。日常的にはまだまだできていない場面が多いため、意識して実践するよう努力しているんです。
もうひとつは「人とたくさん話をすること」。業務の話だけでなく、世間話を大切にしています。一緒に仕事をするうえで、相手の人柄や性格、考え方を知るのはとても大切。でも、業務の話ばかりしていてもそういった部分は見えてこないことが多いものです。だからこそ常識の範囲内で雑談を交わし、業務に欠かせない円滑なコミュニケーションができる関係づくりを心がけています。
GOAL
全体最適を考えて仕事ができる人材に
今後は、損益/原価管理の仕事をしていきたいと考えています。これまでは単工程の現場改善や一部工程に関わる原価企画/製造システム設計にしか携わっていないため、工場全体のことを考えて動くような仕事は未経験です。しかし、IEは全体最適を考える仕事なので、一部ではなく全体を見て現状を把握・改善していくスキルが必要です。「会社の損益を見ないとわからないことや話せないことが多い」と、上司からも常々聞いています。
だからこそ、生産ライン全体の損益や原価を管理・改善する仕事に挑戦して、一人前のIEに成長したいです。工場全体の向かうべき方向性を決めて牽引できる力を身に付け、たくさんの人から頼られる人材になっていくのが最終的な目標です。
プライベートの過ごし方
休日はジムに行って運動したり、家でYouTubeやNetflixを見ることが多いです。夜は職場の先輩や同期と飲みに行ったり、まったく仕事とは関係のない知り合いと飲んだりしています。人と話すのが好きなので、そうした時間が良い息抜きになっていますね。