プロフィール

生活科学部人間生活学科 卒
SAW商品部 開発1課 (2013年 4月入社)

スマートフォン等の通信機器で、特定の周波数だけを通す役割を持つSAW (弾性表面波)フィルタという商品の特性確認や耐久性確認等の試験、お客さまへのサンプル提出などの業務を行っています。基本的には、設計担当者をサポートする業務になります。

商学部商学科 卒
先端技術研究開発センタ 開発1課 (2009年 4月入社)

自動車、エネルギー、ヘルスケアといった今後ますます電子部品の重要性が高まる分野を念頭に、新しい技術のタネを見つけ、育てていくのが私の所属する部門の役割です。現在は、新しい電子部品のサンプルを原料粉末の状態から様々な工程を経て作製し、そのサンプルの特性を計測装置を用いて測定・評価まで行う一連の業務を担当しています。

生活科学科食物栄養専攻 卒
モノづくり技術開発1部 技術2課 (2001年 4月入社)

3D CADを利用して、コンデンサの生産設備や検査装置の図面作成や設計業務を行っています。設備の規模によって関わる人数は変わりますが、メカ担当、制御・ソフト担当、製作担当など5~8人くらいのメンバーで分業しながら設備を作り上げていきます。また、実際に設備を導入している工場に出張することもあります。

技術アシスタントに大切なことは?

探究心・コミュニケーション力

サンプルに触れる機会が多い技術アシスタントの視点での小さな気づきが、新たな技術開発のヒントや不具合発見の重要な手掛かりになることもあります。こうした気づきを得るためには、日ごろから、色々な物事に興味関心を持ち、変化を捉え追求する姿勢が大切になると思います。さらに、それらの気付きをしっかりと報告し、周りのメンバーと共有することも、とても大切だと思います。

スピード・正確性

普段の仕事も常に「早く正確に」を意識して作業するようにしています。設備の設計業務での遅れやトラブルは、工場での生産計画に大きな影響を及ぼすだけではなく、さらにその設備で生産される電子部品を利用するお客様にも大きなご迷惑をかけてしまうことがあることを常に意識して、業務にあたっています。

正確性・信頼関係の構築

正しい情報を伝えること。技術アシスタントはお客様に提出するデータを取り扱うことが多いので正確さが大切です。あと、業務は多くの人との関わりを持ちながら進めていくので、周囲との信頼関係の構築も大切になってきます。お互いが相手を助けたい、お客様のためにももっと早く仕事ができるようになりたいという思いがモチベーションアップにも繋がります。

技術アシスタントのやりがいとは?

モノづくりの楽しさ、色々な人との関わり

自分の手でモノが作れるという所だと思います。とにかくモノを作れるような仕事がしたいと思っていた私にはぴったりの仕事でした。最近は私自身が作製したサンプルを通じて、他部門のいろいろな方との関わりが増えてきたことに楽しみを見出しています。

モノづくりの達成感、成長の機会

実際に自分が設計に関わった設備が出来あがり、工場でトラブルなく量産が開始された時。頑張って良かったなぁと思います。
また、自分のやる気次第で、仕事領域や専門領域を広げていくことができます。

習熟度の向上を実感

どんどん業務をこなすスピードが速くなること。速くなると、一緒に働いている人に褒められたり、新たな仕事を任せていただいたり。さらに、お客様や社内の関係者に喜んでいただいた時には、がんばってよかったと自分も嬉しくなります。

技術アシスタントで大変だったことは?

大学で勉強したこととは全く違う分野のため、理系であればもっと早く理解できたかもしれないと思うことが今でも多々あります。理解しなくても仕事はできますが、絶対に理解した方が楽しいと思うので、頑張っています。入社したころは、頭が追いつかなくて、何度も同じ質問をしていたと思いますが、一緒に働いている先輩方が丁寧に理解できるまで教えてくれました。

初めて実験のレポートを書く際は勝手が分からず大変でしたが、レポートを書くことで実験への理解が深まり、書き終えた際は達成感を得られました。

生産設備を設計するには、平面図から実際の部品を想像するスキルが求められますが、その点で苦労しました。
実際の業務で分からないところを先輩に教えてもらうほかに、3面図から立体図を書くような課題を行ったり、紙を折り曲げて形状を作ってみたり、試行錯誤を繰り返しながら、理解を深めていきました。

仕事とプライベートのバランスについて

やりがいや達成感のある仕事を任せてもらいながらも、プライベートが犠牲になることはなく、休日は家族ででかけたり子供のスポーツ少年団の応援に行ったりと、どちらも充実しています。
子育て面でも、育休や時短勤務などの制度も充実していますし、子供の病気の時にも突発的な有休もとりやすい環境です。

自分の仕事の進め方次第だと思いますが、残業や休日出勤も個人のスケジュールが考慮されますし、有休もとりやすく、プライベートな予定も立てやすいです。
また、週に1回は残業ゼロデーが設定されているため、職場の人と食事に行く機会もあり、仕事以外でも仲良くさせてもらっています。

休日に好きなことをしてリフレッシュできるようにしています。職場の人とも仲が良くテニスやスノーボードを企画して出かけることもあります。入社以来、有休をとりにくいと感じたこともありません。また、時間単位有休などの制度も充実していると思います。

入社した時を振り返って

分からないこと、不慣れなことだらけで不安が大きく、装置を壊したりしないか心配だったことを覚えています。ですが周りの先輩方が親切に教えてくれましたし、何より、新しいことを覚えていく楽しさがありました。

入社したときは、初めて聞く言葉ばかりで、どれも理解できず、この仕事を続けていくことができるのか不安に思ったこともありました。社会に出るのも初めてだったので、びくびくしていました。今でもわからないことは出てきますが、周囲の協力を得ながら解決し、楽しみながら仕事をできるようになりました。

現在の仕事は、学生時代の専攻とはまったく違うもので、最初は不安もありましたが、職場の雰囲気もよく、楽しく会社生活を過ごすことが出来たと思っています。分からないことも聞きやすい雰囲気で、わかるまで教えていただけました。

学生さんに向けてメッセージ

技術アシスタントと聞くと、何をやるのか不安に思うかもしれないですが、モノづくりへの興味関心と、向上心があれば大丈夫です!入社してからの教育体制も整っているので問題ないです。段々内容がわかるようになってきたら、楽しいですよ!

自分が携わった電子部品が数年後に世の中にでるかもしれないというワクワク感を感じてみませんか?入社するまで知らなかったことがたくさんありましたが、なんでも優しく教えてもらえるので心配はいりません。

技術アシスタントというと、難しく感じるかもしれませんが、設計者(技術者)の方と協力して業務を進めていくお仕事です。お手伝いのような内容から、やる気次第で任せもらえることも増え、やりがいのあるお仕事だと思います。