INTERVIEW
製品の元となる原料の製造を
設備の保全面からサポートする
原料製造部 生産技術課 保全係
2022年入社 機械工学科
WORK
設備が安全に、安定して
稼働し続けるための保全業務
原料製造部とは電子部品の元となる原料の粉を製造する部署です。素材を受け入れ、調合や乾燥を行い、検査で合格したものを次工程へ出荷します。この部署の中で私は生産技術課に所属しており、24時間稼働している工場の設備を交替勤務をしながら保全業務を行っています。具体的には、生産設備を長くかつ安全に使い続けられるよう定期的に点検を行い、設備に不具合が生じた際には調整や修理などを施し、さらに設備の改善までをトータルに行います。点検、修理、改善業務を通じて設備を安全に、そして安定した稼働を維持していくことが、私たちに与えられた使命です。また、現在では地球環境の保全を意識しながら活動することも重要な要素です。私たちの部署でも、環境に配慮したモノづくりをするための教育などを定期的に行っています。また、設備に使用するエアーや使用電力の削減を目的に、設備の見直しや改善を行うのも保全係の重要な業務となっています。
1日のスケジュール
8:30
前勤務からの引き継ぎ
9:00
朝ミーティング
10:00
定期点検
11:30
昼食
12:15
設備トラブル対応
14:30
改善業務
16:30
後勤務への引き継ぎ
17:00
退勤
MISSION
さまざまな人と協力して
設備の安定・安全を確保する
原料製造部はその名の通り電子部品の素材となる原料を作っています。設備の不具合により原料が出荷できなくなると、最悪の場合、車やスマートフォンなどの最終製品の製造まで影響を及ぼします。だからこそ、保全業務は重要です。間違いのない保全活動のためには、設備を操作するオペレーターとのコミュニケーションは欠かせません。特に、設備にトラブルが発生した際は現場の声をよく聞くことが大切です。その話を分析し、そして実際に設備を見て確認し、トラブルの原因をなるべく早く特定することで、生産活動の遅れを最小限に抑えることができます。原因が不明ですぐには解決できないような場合は、まず保全係内で話をします。それでもわからなければ、他拠点の保全係やメーカーへ問い合わせたり現場に見に来てもらったりして、ムラタ内だけでなく外部の人とも協力して解決に導きます。このように、さまざまな人との協力体制のもと設備の安定と安全を確保し、ムラタの生産活動に貢献しています。
VISION
「安心できる」「信用できる」と
言ってもらえる保全マンを目指す
私は入社してからまだ年数も浅いので、少しでも早く一人前の仕事ができるようになりたいと思っています。私が対応したら「安心できる」「信用できる」と思ってもらえるような保全マンになることが目の前の目標です。そのためにも、日々の業務でメモを取ったり、質問したりといった当たり前のことを意識的に行っています。そのほかにチャレンジしていることとして、設備を動かすプログラムの勉強があります。私は機械工学科出身なのでプログラムに関する知識に乏しく、はじめのうちは全くわかりませんでした。しかし少しずつ勉強して、最近では何が原因で異常が出ているのかをプログラム上で追うことができたり、プログラムで新機能を追加したりすることもできるようになりました。これからもそのような機械的な知識を身につけることも含めて、さらに幅広い知識を習得し一人前の保全マンを目指していきたいと思います。
プライベートの過ごし方
絵を描くこと、ドライブ、ゲーム、読書、スノーボードなど趣味はたくさんあります。やりたいことが多く時間が足りないこともあり、その日の気分でやりたいことを決めています。絵は小さい頃からの趣味で、修学旅行のしおりの表紙や学祭のステージなどのチラシをデザインしました。ドライブは飽きずに何時間でも運転できます。たまに行き先を決めず、ひたすら走り続けることもあります。写真は、友人と京都へ古着を見に行った時のものです。