INTERVIEW
電子機器の進歩のために
特性の優れた材料の開発を
技術・事業開発本部 マテリアル技術センター 化学材料開発部 開発1課
2020年入社 農学部 資源生物科学科
WORK
優れた材料の開発は、まず特性を追求していくことから
優れた電子機器は優れた電子部品から生まれ、優れた電子部品は優れた材料から作られます。化学材料開発部は、電子部品を作るための材料を開発している部署です。材料が持つ機能の発現メカニズムの解明を進め、その機能をコントロールする技術を確立し、電極・基板・実装材料の「性能の向上」と「機能の拡充」を目指しています。この部署の中での私の主な業務は、材料が持つさまざまな特性の実験評価をすることです。また、開発段階の材料が将来的に商品に適用できるかどうかを確認する「信頼性試験」を行うこともあります。これは、実際の商品に近い条件で作製したサンプルを使用環境よりも厳しい状況に置き、接合強度を確認するといったものです。これらの業務を通して優れた材料を開発していくことによって、より便利で使いやすい電子機器の進歩に貢献しています。
1日のスケジュール
9:00
メールチェック・実験スケジュール確認
9:30
サンプルの作製
12:50
昼食
13:35
係のミーティング(実験業務の進捗共有)
15:00
サンプルの測定
16:30
測定結果の報告、資料作成
17:30
退勤
MISSION
優れた材料であるとともに、
地球にやさしい材料であること
今までよりも優れた特性を持つ材料を開発すること、それが私たちの部署に与えられた使命です。例えば、耐久性に優れた材料を開発することは電子機器の寿命を伸ばすことにつながり、柔軟性に優れた材料を開発することは製品の操作性や快適性の向上につながります。さらに、地球環境に配慮した材料を開発することも重要で、持続可能な社会へ貢献することも責務だと考えています。開発のためには社内外との連携も必要で、社内の分析部門へ測定・評価の依頼、社外の大学や研究機関との共同研究なども行なっています。材料開発というのは基礎研究的な要素もあり、評価方法が確立されていないものが多く、試行錯誤しながら行った評価も予想通りの結果にならないことがほとんどです。なぜそうなるのか、どう改善すれば良いかを考え続けることの難しさを日々実感しています。
VISION
目の前の業務の「その先」を
見据えた仕事をしていきたい
私の現時点での目標は、目の前の仕事に真摯に取り組みながら「その先」までを見据えた仕事をしていけるようになることです。単にサンプルを作製して評価をするだけではなく、背景や目的を理解した上で「こんなデータが得られればこの現象の説明ができる」「このデータはこう活かすことができる」など、「その先」を見据えて物事を考えられるようになれればと思います。また、現在はマクロVBAやPowerAppsといったパソコンスキルの習得にもチャレンジ中です。これによって、工数がかかる作業の「その先」を見据えて、業務効率化を意識した仕組み作りをしていきたいと思っています。さらには、ムラタの一般職は地域限定総合職に転換することも可能なので、自身のスキルアップと成長のために総合職への挑戦も視野に入れています。
プライベートの過ごし方
有給休暇が取りやすい環境なので、プライベートな予定が立てやすいですね。休日は友人とおいしいご飯を食べに行ったり、好きなアーティストのライブを鑑賞したりと、どこかに出かけていることが多いです。最近では連続した休みを取得して、友人と海外旅行にも行きました。来週はどこへ行こうかと考える時間は、私にとって幸せな時間です。また、同期とは普段職場で会う機会が少ないため、平日の仕事終わりに予定を合わせて、一緒にご飯に行くこともあります。