INTERVIEW
設備保全職
プロフィール
八日市事業所 第2セラミック製造部 生産技術課
(2018年 4月入社)
設備のトラブル対応、設備の定期点検、設備の改善が主な仕事です。トラブル対応では、どこに不具合箇所があるのかを調査し、それに応じた部品の調整・修理・交換を行います。定期点検では設備を安定稼働させるために設備調査を行い、必要に応じて調整や部品交換を実施します。設備改善では低コスト化や安全性向上を目的として自らテーマを設定し、設備の改善・改造を行います。
八日市事業所 第2セラミック製造部 生産技術課
(2000年 4月入社)
設備に異常が起こったり、品質に不具合が見つかったりした時に、設備の不具合調査や不具合が発生したキッカケ(変化点)の情報を元に発生原因を追究し、その対策をする仕事(事後保全業務)です。また、詳しい分析をもとに問題が再発しないよう対策を行い、実際に定期点検(予防保全業務)や改善業務を行ってくれるチームメンバーをサポートしていくことも仕事です。
八日市事業所 第1セラミック製造部 生産技術課
(2012年 4月入社)
生産設備の維持管理(主に予知・予防保全、事後保全、改良保全)に取り組んでいます。予知・予防保全(定期点検)では、実作業・生産調整だけでなく、設備・部品メーカーへの工事依頼もします。
事後保全(トラブル対応)では、部品交換、調整や設備メーカーへの問合せなどを行います。改良保全(設備改善)では、新しい部品の選定をしたり、実際に図面を書いて設計をしたりしています。また実務だけでなく、報告書提出や講習会への参加、会議(打合せ)など様々な業務があります。
設備保全職に大切なことは?
安全かつタイムリーな仕事
安全に作業すること、関係部門からの情報収集、タイムリーな仕事を大切にしています。何より安全第一であること、そして自分の仕事以外の情報を知ることで、自分の仕事に活かせる学びを得ることができるため、情報収集が必要です。また、安定した生産を行うためには、タイムリーに仕事を行うことがとても大切です。
報連相
報告・連絡は上司に現状を知らせるために必要なことであり、仕事の終了報告だけでなく中間報告をしっかり行うことも大事だと考えています。仕事が行き詰ったときには一人で抱え込まずに上司や先輩に相談することで課題を解決できることがありますので、相談をすることはとても大切です。また、報連相をしやすい環境を作るために普段から職場の人とコミュニケーションを取ることも重要だと感じています。
チームメンバー全員の「成長」
成長することで、メンバーがやりがいを持ち、楽しく仕事ができると考えています。また、個人で仕事をするということではなく、全員の「チームワーク」で仕事をすることが大切だと考えています。
設備保全職のやりがいとは?
設備トラブルを解決
入社してすぐは先輩に教わりながらのトラブル対応ですが、経験を積むと一人でのトラブル対応を任されるようになります。トラブルの原因・要因を現状の設備状態から推測・考察し部品の修理・調整・交換を行った後に問題なく設備が稼働した時は嬉しく、達成感があります。自分の考えに基づいて原因究明を行い、トラブルを解決できることが保全業務の面白みです。
改善業務で大きな効果
自分の考えをもとに実施した改善業務で、大きな効果が得られたときです。生産性UPや安全対策などいろいろな目的で改善を行いますが、課題に対して自分が考えたことを実行し、それによってムラタのモノづくりがより良いものになるということはとても面白いし、やりがいになります。
チームメンバーの成果
チームをまとめる立場として、チームメンバーが成果をだして、やりがいを感じてくれることが仕事の一番の醍醐味です。日々、メンバーがやりがいを持って働いてもらえるようにサポートすることを心がけています。
設備保全職で成長できたこと
狭い視点でいえば、工具の使い方~設備の直し方です。その他にも設備に使われている部品や用途、良い部品メーカー、部品の仕入れ方やルート、設備を制御するノウハウ、通信設定に関する知識等を勉強できました。広い視点でいえば、モノづくりとは何かを学べたことですね。これは生活においても色んな事に通じますし、モノづくりの原理や仕組みなどを知ることで家電の修理や車・自転車の簡単な修理や改造は自然とできるようになりましたよ(笑)
メーカーや業者とのやり取り、関係部門とのやり取りでコミュニケーション能力が身につきました。また、様々な設備トラブルに対応する必要があるため、その経験の中で判断力や対応力といったものが身についたと感じます。
推測力・考察力・想像力が身についたと思います。トラブルの対応をするうえでむやみに設備の調整を行うと正常だった箇所まで不具合を起こし余計な時間を消費してしまいます。そのため、しっかりと現状から原因を推測し、本当にそこが不具合を起こしているのかを吟味する必要があります。これらを行うことで現状から原因を導く推測・考察・想像力が身につきました。
設備保全職で大変だったこと
入社してから覚えることが多いということが大変でした。設備の操作方法や設備・部品の調整方法など覚えることがたくさんあります。私自身は、教えてもらったことをその都度しっかりとメモを取るようにして、後で確認できるようにしています。また、設備の調整方法などを忘れてしまったときに曖昧な状態で作業しないことを心がけています。曖昧な状態で作業するとトラブルの原因になるので、必ず自分で調べるか上司や先輩に聞くようにしています。
メーカーや工事業者へ工事を依頼する際の事前準備が大変ですね。工事内容の説明・見積もりの取得・工事調整など工事の大小に限らず細かいところまで準備をする必要があり、準備漏れが無いように気をつけています。
信頼関係の構築です。もちろん、技術や知識は必要ですが、それがあってもコミュニケーションや信頼関係が不足していれば、仕事は成り立たないですよね。たくさんの人が働いていますし、それぞれの価値観や時間軸があります。それらを踏まえてコミュニケーションをしたり、信頼関係を作ったりすることが大事であり大変だと思います。これは、一生、継続していかないといけないなと思っています。
今後取り組みたいこと
難しいトラブルの対応や設備の改善・改造です。今は簡単なトラブル対応が主な仕事ですが、今後は今まで学んだことを活かしてより難しいトラブルの対応をできるようになりたいです。また、設備の改善・改造を積極的に行い、より良い設備をつくりたいです。そのために普段の仕事の中での「気付きを大切にする」ことを心がけています。
今後は設計の仕事をしたいです。保全業務を経験した人ならではの視点で設計を行うことができると良いと考えています。働く中で自分に向いている、また自分がやりたいと感じた仕事の道に進むことができるのも、ムラタの良さだと思います。
最先端な情報を色んなところから収集して、自分達のチームメンバーがより良く仕事が出来る環境、やりがいを持って自立できる環境を作っていきたいです。また、自分自身も国内外の色んなチームとの交流や仕事を通じて、自分の人生における色々な面での成長を楽しんでいきたいと思っています。
学生さんへのメッセージ
モノづくりや機械を触ったりすることが好きな人にはとてもやりがいを感じられる仕事だと思います。また、HPの内容だけでは会社の良さが全て伝わらないと思いますので実際に会社説明会やインターンシップなどに参加して職場の雰囲気を知ることも是非してみてください。就職活動を通して、自分に合った会社を見つけてください。
オートメーション化はどんどん進んでいます。人がロボットに代わっていく時代です。そんな中だからこそ、人間の力というのは大切になってきます。人間でないと出来ないが多くあると思います。今のうちに、自分だからこそ出来る事を一つでも多く見つけ、それらを育てておいて下さい。そして、仕事を通じて自分を成長させたい。周りから認められ信頼される人間になりたい。社会や人々の役に立つ人間になりたい。そんな価値観を持って、社会に出ていってほしいと思います。
仕事には楽しいこともあれば大変なこともあります。趣味など、何か自分が没頭できるものがあれば息抜きができますし、その趣味が周りの人とコミュニケーションをとるきっかけになったりもします。そういったものを学生の間に1つでも作っておくと良い会社生活を送れると思います。仕事と自分の普段の生活、どちらも充実したものになることを願っています。