転職者インタビュー〜SAWエンジニアの仕事とは~

通信センサ事業本部 高周波デバイス事業部 SAW商品部 開発課 所属社員の写真
技術系
2016年入社 通信センサ事業本部
高周波デバイス事業部
SAW商品部 開発課
転職前から現在までのモチベーションの動き(遷移)を折れ線グラフで表現。ムラタへの転職後、充実した日々を過ごしておりモチベーションも右肩上がりの状態である。

転職前

エンジニアとしての「もどかしさ」を払拭するために

学生時代は半導体プロセスの研究をしていましたが、就職した電子部品メーカーでは、セラミックを基材にしたデバイスの電気設計を担当。3年目ぐらいになると電気設計の他に、技術開発から顧客との折衝まで幅広く任されていました。若いうちからさまざまな経験を積ませてもらったことには感謝しています。

ただ、その会社は量産工場が海外にあるため、新しい製品の開発を始めようとするとき、欲しいデータがすぐに手元に届かないというもどかしさも感じていました。技術課題の解決には、生産設備の状況と試作品の出来栄えをリアルタイムに把握することが必要で、スピーディーな開発には不可欠だからです。エンジニアとしてはやはり設計と量産工程の全てを把握しながら、仮説をすぐに検証できる環境で開発を進めたいと考えるものです。

Murata Point

村田製作所は研究開発から量産に至るまで、ほとんどの工程が国内にあります。自分の目で現物を確認し、さまざまな工程のエンジニアの意見を聞きながら、技術をすりあわせていくことができる環境があるはずだ──そう考え、2016年の6月に転職しました。

転職後

圧電材料は初めての経験。原理原則が身に付く

SAWフィルタについては全く知識がありませんでした。圧電材料自体、扱うのは初めてのことです。はじめは不安もありましたが、先輩達の熱心で丁寧なサポートに支えられ、原理や原則を着実に身に付けることができています。

Murata Point

現物をみながら開発を進めることができるという点はたしかにその通り。SAW商品部でも試作品を作るとき、わざわざ工場に出向かなくても、すぐ隣にある試作ラインで作って、それを試験することができます。かつて感じていた「もどかしさ」はすっかり解消しました。

もちろん、入社後に勉強する事は膨大にありました。幸い、村田製作所は新卒・中途を問わずエンジニア向けの教育体制がしっかりしている。製品や技術ごとにスキルアップのための教材が体系的に整理されており、必要な技術を基本から応用に至るまで段階的に身につけることができます。 そうした知識は現場での経験を通して血肉化していくものですが、私の両隣の席にはマネージャーとメンターにあたる先輩が座っており、わからないことがあればすぐに聞けるし、課題解決のヒントも得られる。成長を促される環境があります。

通信センサ事業本部 高周波デバイス事業部 SAW商品部 開発課 所属社員が顕微鏡を覗いている様子。

現在

技術開発に集中できる余裕のある環境

転職にあたって京都から滋賀に引っ越して来ました。滋賀だけでなく、週末の買い物に京都に出るのもすぐなので不便を感じることはありません。最近は休日にゴルフを始めました。土日出勤が頻繁にあった前職では考えられなかったことです。

今後はSAWフィルタの技術革新に貢献できるよう電気設計のスキルを磨くと共に、いずれはプロセス開発の仕事にも携わってみたいと考えています。

Murata Point

学習機会が豊富にあるというだけでなく、その機会を活用できる時間がエンジニアに保証されているという点も、村田製作所の良さだと思います。入社してまず驚いたのは、社員がみな落ち着いている。バタバタしていない。地に足がついた開発をしている。人と話をしていてもみな丁寧で余裕がある──という雰囲気でした。

技術のロードマップと市場の拡大をしっかりと射程に収め、どこを改善したらいいか、どこにビジネスチャンスがあるかなどを理解しながら開発を進めている。その開発姿勢は顧客からも信頼を得ている。エンジニアたちの落ち着きぶりは、そうした余裕の表れなのではないかと思います。

また、エンジニアを技術開発に集中させるため、その障害になるようなことがあれば極力排するという考え方もしっかりしています。例えば実験に使うデータ処理が煩雑だとなれば、エンジニア自身で自動化ツールを開発してそれをみんなで共有する。資材購入や出張経費の清算などは全て電子承認で済む。効率化できるところは徹底的に効率化するというのは、エンジニアの本性に沿ったものだと思います。