
CAREER STORY
INTERVIEW
どんな状況も楽しむことで
充実した人生を
品質保証統括部 事業品質保証1部
2000年入社 工学部 電気電子工学科
VISION
これまでの業務を通じて身につけた問題解決を導く高いスキル

私は長年にわたって基板の工法開発・解析に携わってきました。その中で、教科書から得られる知識よりも、開発の現場で直接目にする現物や現象から学び得ることの方が非常に多かったと感じています。何かを開発するというのは、まだ誰も経験のしたことのない現象や不具合に向き合うことです。そして、そこから起こりうる仮説を立案し、問題解決につなげていくことが必要とされます。私はこれまでの業務を通じて、この問題解決力を培うことができ、自分の強みになったと感じています。そしてこの力は開発だけでなく、どんな部署の仕事にも応用することができます。これから管理職としてマネジメント業務を進めていく際にも、培ってきたこの力を軸にキャリアを積んでいきたいと思います。
CAREER STORY
キャリアストーリー
1年目~4年目
職種:設計開発
勤務地:村田製作所 野洲事業所
携帯電話の部品開発に従事しました。入社当初は右も左もわからないような状況でしたが、OJTなどを通じてまわりの方からていねいに教えてもらったので、安心して仕事を覚えることができました。当時は携帯電話が爆発的に普及した時代だったので、比較的早い段階で自分の設計した部品を使った製品が世に出るという経験をすることができました。今となっては、非常に貴重な経験だったと感謝しています。
6年目~10年目
職種:工法開発
勤務地:村田製作所 野洲事業所 → 村田製作所 本社
本社に異動し、LTCC(低温焼成セラミック)基板のめっき工法の開発を担当しました。これまでとは全く異なる業務内容でしたが、ここでも周囲の先輩方の教育によって、会社に貢献する仕事ができたと感じています。育児休暇から復帰した時期で、まわりにサポートいただくことも多く本当に助けられました。開発中に発生した不具合は、詳細に解析してメカニズムを解明し、解決を図っていきます。こうした仕事にやりがいやおもしろさを感じていましたし、無事に工法を導入することができた時は喜びもひとしおでした。
11年目~15年目
職種:工法開発
勤務地:村田製作所 本社
新規の材料を使ったモジュールの工法開発部隊に所属しました。ムラタとしてまったく初めての新規材料を使うモジュールだったことから、開発初期は信頼性不良や構造欠陥が多発していました。そうした不具合が起きるたび、そのメカニズムについて仮説、実験、立証、改善を繰り返し、ようやく量産までこぎつけることができました。長らく発生していた信頼性試験での不具合を解決した際には、当時の上司から「これでやっと枕を高くして寝ることができる」と言われたことが、嬉しかった思い出の1つとなっています。
16年目~21年目
職種:工法開発
勤務地:村田製作所 本社
メトロサーク基板の解析業務に携わりました。複数の新規技術が詰め込まれたモジュールを担当しており最初は課題が山積みでした。しかし、ともに仕事をするメンバーはそれをなんとしても改善しようという気概のある人たちばかり。自分のムラタ人生の中で最もスピード感を持って業務にあたっていた時期で、業務量も多かったですが本当に楽しかったです。この製品は最終的に世に出ることはなかったのですが、今販売されているスマートフォンに採用されているメトロサーク製品にこの時に得られた知見がたくさん盛り込まれていて、それが私の小さな誇りになっています。
22年目~現在
職種:品質保証
勤務地:村田製作所 本社
これまでの工法開発とは異なる品質保証部へ異動になりました。畑違いの業務が務まるのか最初は不安が大きかったです。しかし、前部署での知識を活かしてサプライヤー様の担当者と技術的に有意義な対話ができたり、報告内容に適切な意見を述べたりすることができ、ほっとしたことを覚えています。また、工法開発時代よりも社外の方と会話をする機会が増えたことで視野が広がるとともに、ムラタの強みや課題を再認識する良い機会になりました。管理職を任されるようにもなり、この責務を果たしていくために自問自答の日々を送っています。
VALUE
いかなる状況でも気持ちは常にポジティブに

私が大切にしていることは「状況を楽しむ」ということです。私が育休明けでの復帰直後は「せっかく子どもを保育園に預けてまで働いてるのだから、仕事もポジティブに取り組まないと」と自分に言い聞かせていた気がします。そのうち、仕事と子育ての生活に慣れてくると「ポジティブに働く」が普通になり、事業貢献ができると「人生の充実」を実感するようになりました。仕事には人生の多くの時間を費やします。ポジティブな気持ちで働ける環境は非常に大事なことだと思っています。
DREAM
業務で培った強みを武器に、視野を広げながら躍進

普段の業務はもちろん、自己啓発を通じて自分の引き出しを増やし、自分なりのマネジメントを確立させていきたいです。また、今後は社外の方との交流を増やし視野を広げ、外の世界から見たムラタについて自分なりの考えが持てるようにレベルアップを図りたいと思っています。また、これまでの工法開発や品質保証の業務で培った「問題解決力」という強みを活かし、1人でも多くの方が気持ち良く働くことのできる環境を作っていくのも私の目標の1つです。
プライベートの過ごし方
土日は片方を「インの日」、もう片方を「アウトの日」とわけて過ごすことが多いです。「インの日」には録りためておいたドラマやバラエティー番組を一気に鑑賞し、疲れてきたら家事をするというように家の中で過ごします。「アウトの日」にはパン教室や英会話に通ったり、ネイルサロンに行ったりと家の外で過ごす時間を楽しんでいます。このように「インの日」と「アウトの日」を作って過ごすことが、心身の健康につながっていると感じています。
