BUSINESS
品質管理の業務内容と流れ
製造部品質管理課では、製造部で生産している高周波多極コネクタが、設計どおりの性能と安全性を備え、安心して使ってもらえる状態で出荷されるように管理しています。また、製造中の工程をチェックし、決められた手順や条件が守られているかを管理することも重要な仕事です。
年々、電子部品は小型化/高性能化を要求されており、製品に関する管理要求も厳しくなっていくばかり。品質管理課ではSPC(統計的品質管理)を活用し、品質を数字で把握することで、安定したモノづくりを実現しています。目立たないポジションですが、製品の信頼を支え、会社とお客様をつなぐ「縁の下の力持ち」です。
ROLE
同じ不良を繰り返さない
仕組みづくり
モノづくりの現場で、不良発生数を完全な0にすることはほぼ不可能です。どれだけ管理を徹底しても、材料のわずかなばらつきや設備の摩耗、環境変化などで製品自身にばらつきが生じてしまうことは避けられません。けれども品質管理課では、不良流出を0にし、発生した不良の原因を根本から取り除くことで、不良発生そのものを限りなく0に近づけていくことを目指しています。
たとえば不良流出防止の取り組みとして、検査や製品の品質チェックを通じて不良を早期に見つけ、出荷前に確実に止める仕組みを整えています。仮に不良が発生した場合は、その場しのぎで終わらせません。関係者とともにデータや現場の状況から発生原因を分析し、材料・設備・作業方法などを見直します。原因を根本から取り除き、同じ不良を繰り返さないことが重要であり、こうした積み重ねによって不良の発生と流出を限りなく0に近づけることこそが、品質管理課の本質的な使命だと考えています。
1日のスケジュール
8:30
始業。メールチェックと、当日スケジュールの確認
9:00
全体ミーティング。前日の夜勤帯で発生した出来事の共有、情報取得
9:30
不具合の是正内容が適切かなどを個別ミーティング、不具合対応など
12:10
食堂で同僚とランチ
13:00
改善取り組みによるリスク抽出、評価方法などを打ち合わせ
14:00
報告資料の作成や改善取り組み。検査工程や自分の業務の合理化を考える
17:30
抱えている仕事の期限や優先度を確認し、タスクを管理する
18:00
退勤後、金曜日は同僚と飲みに行くこともしばしば
EFFORT
品質と効率のあいだで、
調整役を担う
私が業務上難しいと感じるのは「現場をよくしたい気持ち」と「品質・信頼性を守る責任」の間で板挟みになることです。現場は納期とコストに追われ、通常業務を続けながら改善成果を出すことが求められます。一方で品質管理課は、少しの異常でも見逃せば不良流出につながるため、データや規格に基づいて厳しく判断せざるを得ません。生産ラインを止めれば「生産を邪魔する人」と見られ、止めなければ「品質を守れなかった人」として責任が残ります。業務を円滑に進めるために、対立ではなく共通の目的を示す。「不良を責める」より「不良が出ない仕組み」を一緒に作り、関係者に納得してもらって良好な関係を築く。それが、私が業務で特に大事にしていることです。調整役としての重圧はありますが、やりがいも大きいと感じています。
GOAL
さまざまな品質管理に
チャレンジしたい
村田製作所では、多極コネクタだけでなく数多くの電子部品を生産しています。現在は多極コネクタの品質管理が主業務ですが、製品の構造や製造工程、不良が生まれる仕組みを理解し、品質に対する考え方や判断力が身についてきました。こうした経験は特定の製品に限らず、他の製品や分野でも活かすことができるもの。将来的には他の製品の品質管理にも携わり、それぞれの特性やリスクの違いを学びながら、より幅広い視点で品質を考えられる人材になりたいです。
「多極コネクタの品質管理をする人」から、「ムラタのモノづくり全体を支える人」へと役割を広げ、自分のスキルアップを継続していくのが今後の目標です。
プライベートの過ごし方
休日は旅行に出かけることが多く、自然や街並みに触れながらリフレッシュしています。普段とは違う環境で過ごすことで、新しい発見や視点を得られるのが楽しみのひとつです。特に生き物が好きなので、マイブームは妻と全国の水族館を巡ること。しっかり休む時間を大切にしてメリハリを付け、仕事にも前向きな気持ちで向き合えるよう心がけています。