品質管理「分析の力で不良率改善や不具合の再発防止に貢献」品質管理「分析の力で不良率改善や不具合の再発防止に貢献」

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データ

職種 品質管理
入社年 2018年
学部学科 総合化学研究科 総合化学専攻

品質管理の業務内容と流れ

業務内容

顧客への品質保証業務、製造・製造技術・生産技術と連携した工程品質管理業務、品質改善業務および製品の検査業務が中心です。その中で私の仕事は、分析の力で、工程不良率改善や不具合の再発防止に貢献することです。

業務の流れ

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担当業務と1日のスケジュールについて教えてください。

担当業務

主に不具合が生じている製品に関して、複数の分析装置を使って観察、断面加工、構造分析、成分分析(有機/無機)、表面分析などを行っています。第1製造部全体の製品に関して、分析を請け負ったり、自分が主体的に動いて品質改善を行う仕事をしているので、さまざまな製品の特性や構造、使用材料などを理解していないと正確な分析ができません。幅広い製品知識を身につけながら、目的に応じた分析装置を選定し、分析結果を出すことが求められる仕事です。

1日のスケジュール

※日によって丸一日ほぼ分析・解析している日も、ミーティングが中心の日もあります。

8:30
始業、係ミーティング
8:45
メールチェック、スケジュール確認
9:00
分析・解析
11:00
分析・解析結果まとめ/報告/考察
11:30
ミーティング
12:30
ランチ
13:15
分析・解析
15:30
ミーティング
16:30
分析・解析結果まとめ/報告/計画立案
17:00
終業

もっとも面白さややりがいを感じるのはどのような時ですか?

製品の不具合原因解明および発生源対策につながったとき、依頼元部門から感謝されたときに達成感を感じます。特に、厳しいとされている車載品質を意識して、異物の改善活動をする中で、異物対策のレクチャーを製造課向けに実施した成果がでたときに喜びを実感しました。また、ムラタの全社的な異物研究会で活動状況を発表したことがきっかけで、本社、他拠点、他部門との連携が深まり、多角的な視点で意見交換をできていることが、モチベーションの向上につながっています。

ご自身でもっとも成長を感じたのはどのような時ですか?

中途入社で富山村田に入社してから、3年が経ちましたが、技術面と、社会人スキル面の両方で成長を実感しています。扱う製品サイズが1mm程度と小さいため、不具合原因となる異物も小さいものが対象となります。微小な異物や汚染などを分析する際には、適切な分析装置の選定と、技術力が必要です。そういった中で、複数の分析装置の特性や機能を理解して、分析・解析を進めることができ、その結果から、不具合原因の推定につながる案件が増えるたびに成長を感じています。

今後挑戦したいことについて教えてください。

分析、解析だけではなく、関係部門を巻き込んで、改善業務をまわしていけるような技術者になることが直近の目標です。分析技術を活かして、品質改善業務を製造部に所属しながら行うという私のポジションは、あまり見られない例です。分析専門部門ではなく、製造部に所属しているからこそできる品質改善業務のあり方を模索して、将来的にモデルケースとなれるように、努力中です。社会人として、目標となる上司、先輩社員が多くいるので、周りからいろいろと吸収して、挑戦を続けていきたいです。

富山村田に入社して良かったと感じることはなんですか?

部門の垣根を越えて、知識と経験と知恵を出しあってチームとして働く業務が多く、一人ひとりの得意分野を活かしつつ、良い刺激を受けながら働けるところが魅力です。助け合いの精神やお互いをいたわる気持ちを持ち合わせている人が多く、上司も同僚も温かい職場です。考えて働く力が求められていて、部署や会社としての成長、顧客への貢献度を意識して働いている場面をよく目にするので、向上心を持ちながら働ける環境です。

※2022年1月時点の情報です。

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