高周波デバイス
スマートフォンなどの
モバイル端末に採用される
「SAW フィルタ」の世界シェアNo.1。
SAW(表面弾性波)に代表される高周波フィルタは、
必要な周波数を通し、不必要なものをフィルタリングするもので、
スマートフォンをはじめとする通信端末には不可欠な部品です。
国内や欧米各国はもちろん、特に中国やインドなど新興国市場での
端末数増加により、SAWフィルタの需要は高まっています。
言わば、世界的に見ても欠かすことができない製品分野で、
トップシェアを誇っています。
極小サイズの製品に当社の技術が詰まっています
なぜ必要なのか
携帯電話で使用される周波数帯は100MHz~3GHzを中心としたVHF帯およびUHF帯で、SAWフィルタはこれらの周波数範囲内において、「それぞれのシステムに応じた信号のフィルタリング」に使用されます。近年の端末は、3G、4G(LTE)など端末1台で様々な通信方式(モード)に対応する必要があることと、同じ通信方式でも国や地域によって周波数帯(バンド)が異なるので、それらをフィルタリングする必要があるのです。
SAW フィルタとは
弾性表面波フィルタ(弾性表面波=Surface Acoustic Wave) のこと。読み方は「ソウフィルタ」。「弾性表面波」とは、物質の表面を伝搬する波のことで、この特性を応用したフィルタがSAWフィルタです。
センサ
自動車・スマートウォッチなど
世界中のさまざまな分野の機器に
搭載される多種多様なセンサ。
携帯電話などのモバイル端末、自動運転化が進む自動車、
高度化するロボットなどの最先端機器をはじめ、
あらゆる機器に私たちの技術が活かされています。
コンボセンサ:Combo Sensor
コンボセンサは自動車建設機械、産業機器などに搭載されており、特に自動車向けでは安全性の向上や自動運転の実現に向けたキーパーツとなっています。金沢村田製作所ではマーケットから要求される性能や信頼性を低コストで実現し、あらゆる分野の製品にコンボセンサの搭載を可能としています。
気圧センサ:Barometric Pressure Sensor
大気圧を検知する気圧センサは、車載用などに使われるインドアナビ、エレベーターやドローン、階段差の検知や気象モニタリングなどに使用されています。金沢村田製作所のセンサ素子は低消費電流で低ノイズ、また温度変化にも強い静電容量技術を用いて設計されています。
これからの開発
時代のニーズに追随するのではなく、
時代を先取りした、
エレクトロニクスの進化になる
デバイスの開発を行っていきます。
ひとつは、これまで培ってきた高周波・超高周波領域での製品開発の
ノウハウを活かし、社会と生活のあらゆるところで進展しつつある
「デジタル化・ワイヤレス化」を支える新たな製品をつくり出していくこと。
もうひとつは、金沢村田製作所のコア技術である
「薄膜微細加工技術」をさらに進展させたマイクロ技術で可能性を探り、
新たな市場を創造していくこと。
また、単に時代のニーズに追随するのではなく、
むしろ時代を先取りし、エレクトロニクスの進化にとっての
ドライビングフォースとなるようなデバイスをつくり出していくこと。
それがこれからの金沢村田製作所の使命だと考えています。
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