管理職座談会(キャリア採用)

メンバーの成長が自分の成長、管理職だからこその醍醐味

管理職座談会(キャリア採用)に参加した社員、上田さん・梅田さん・小林さん・山路さんの写真。

MEMBER

上田さんの写真

商品企画
2005年入社

上田さん

主な仕事:EMI事業部の商品企画課に所属し、ノイズフィルター商品の品種企画を担当。事業全体の各機能と関わり合い、経営者目線での仕事に取り組んでいる。
趣味:数年前に始めたゴルフ。週末はゴルフのことしか頭にないほど没頭している。

梅田さんの写真

環境管理
2008年入社

梅田さん

主な仕事:ファシリティ部の建設課としてムラタグループ全体の事業インフラの構築、事業リスクの低減、気候変動対策などの業務に携わる。
趣味:フィリピンでの駐在経験をきっかけにリゾート地への旅行が楽しみの一環に。日頃は家族、友人、同僚と過ごす時間やサウナを満喫。

小林さんの写真

材料開発
2010年入社

小林さん

主な仕事:メトロサーク™と呼ばれる高機能樹脂(液晶ポリマー)を使用した多層基板の材料開発を担当。
趣味:育児も自身の成長のチャンスと捉え、子どもと過ごす時間を大切にしている。運動不足解消のため近所のジム通いもスタート。

山路さんの写真

商品開発
2017年入社

山路さん

主な仕事:SAWデバイス・SAWフィルタの開発に従事。新製品の事業化に向けて、海外のパートナー会社とともに日々奮闘。
趣味:マイホームでかくれんぼしたり釣りに出かけたりするなど、子どもたちの要望に応え、一緒に遊ぶことが休日の趣味。

村田製作所ってどんな会社でしょう?

上田さん

上田さん

とにかく社員のみなさんが真面目ですよね。かといって堅苦しいわけでなく、メンバーを大切にチームで協力し合って仕事をする誠実さを感じます。

小林さん

小林さん

確かに助け合う風土がありますよね。前職までの経験上、スピード感が求められるような現場はピリピリとした雰囲気になりがちですが、ムラタはそうならない。どんなに納期が厳しくても、さまざまな人が協力してお客様にどう満足していただくかを真面目に考えて実行していける、そういった人たちが集まった会社なんだと思います。なので一見まったく関係のなさそうな部署同士でも協力関係が築きやすいんです。私も先日、みなさんにご相談したばかりですしね(笑)。

山路さん

山路さん

本当にまったく知らない部門の方でもチャット1本で相談にのってもらえますよね。目指す目的がしっかりと決まっていれば横の壁がなくなって「一緒にやっていこうよ」という雰囲気が常にあります。

梅田さん

梅田さん

前例や手段よりも、まず目的を大切にする風土があるからではないでしょうか。ムラタ独自のものを作っていこうという信念がありますよね。だからこそ、目的をもって取り組んだ上での失敗に対して寛容な社風だと感じています。

上田さん

上田さん

それってやっぱり社是にも書かれているような、会社全体の方針や価値観が社員に浸透しているからなんでしょうね。だからお客様や従業員を大事にしようという意識も根づいている。管理職になってからも常に人のことばかり考えていますよ。

山路さん

山路さん

ですよね。社是は迷った時の判断材料、羅針盤のようなものかもしれません。仕事で議論する時も社是に書かれている言葉が自然と出ている気がします。

どんなことを大切に組織を運営されていますか?

山路さん

山路さん

私が大切にしていることは、変化し続けることです。技術がどんどん進化する中で組織が成長し続けるためには、常に同じ状態では意味がないと思うんですよね。働き方やコミュニケーション方法もトライしては振り返り、反省して是正する、を繰り返す。そのためにも、毎年チームのメンバーから無記名で上司としてどうだったかフィードバックをもらうようにしています。二週間くらいは引きずってしまいそうな鋭いコメントをもらうこともあります(笑)。

梅田さん

梅田さん

それはすごい、PDCAの鬼ですね!確かに私も自分の言動が人にどう見られ、どう感じられているかを意識することは大切だと思います。だからこそ、借り物の言葉でなく、自分が考えた嘘のない言葉でメンバーとキャッチボールし合える関係が築けるように時間をかけています。そう心掛けることで、仕事が大変な時でも力を発揮し、明るく乗り切ることができる組織を作っていきたいです。

小林さん

小林さん

私はキャリア採用でも若手でも、専門性・人柄を含めた個人の強みを大切にしています。開発の仕事はいかに独自の技術を生み出せるかが重要ですので、メンバーの苦手分野を平均点に上げることより、異なる強みが集まることで得られる相乗効果の方がより良い結果につながると感じています。それに得意分野を生かして活躍するメンバーの姿を見るとすごくうれしいです。

上田さん

上田さん

仕事の成果を出すのは自分でなくチームのメンバーなんですよね。そういった意味で管理職である私の業務は、みんなが仕事をしやすい環境をつくることだと思っています。部下に言われてからでなく、先に必要なことを見極めて実践する。普段は後ろから背を押すような役割で、みんながしんどい時は前から引っ張ってあげられる。そういったバランス感覚のある良い距離感を保ったリーダーになることが、部下の働きやすさにつながると考えています。

梅田さん

梅田さん

同感です。ちなみに、そういったスタイルのリーダーになろうと思ったのは何かきっかけがあったんですか?

上田さん

上田さん

実はムラタに入社した時は情報システムで開発に従事していたんですが、やりたいこととちょっと違うなと思うところがあり上司に相談しました。

小林さん

小林さん

上司が個々のキャリアプランを一緒に作ってくれる風土がムラタにはありますよね。しかも出世=マネジメント系ではなく、専門系のルートなどキャリアの方向性に選択肢があるのも魅力です。

上田さん

上田さん

そうなんです。まさに当時の上司も自分の悩みを受け入れ、キャリアのことを真剣に考えてくれました。結果的に異動が決まり、今までのキャリアと異なる未知の世界に飛び込むことになったんですが、そんな自分を助けてくれたのは、新しい部署の上司やメンバーでした。そうした一連の経験が一緒に働くメンバーや関係者を大事にしたいという今の価値観に結びつき、管理職として働きやすい環境づくりがしたいという想いにつながりました。

梅田さん

梅田さん

やっぱり今まで自分が出会った上司の魅力的な部分や、上司にしてもらって良かったことって、少なからずベースにありますよね。私も10年ほど前になりますが、厳しい要求の仕事に従事した際、当時の部門長に「信頼しているから任せられる」「あなたの判断と私の判断は同じだ」といった言葉をかけてもらったことがあるんです。こんな大変な時にこんな言葉をくれるんだと思うと同時に、任せても任せっぱなしでなく、しっかり見てくれている安心感や自信をいただきました。これは人に本気で関心を向けて本気で向き合うからできることです。とても難しいことですが、私も管理職として大切にしたい姿勢です。

山路さん

山路さん

そうですよね。リーダーとしてのスタイルは自分できちんと持っていても、メンバー1人ひとりに個性があるので同じアプローチ方法を取ることはできません。だからこそ反省と実践を繰り返し、自分自身を人として成長させる必要があると日々感じています。

キャリア採用から管理職になるって大変ですか。また、なってからはどうですか?

小林さん

小林さん

私たちはキャリア採用で入社して管理職についた流れですが、学閥、学歴、新卒・キャリア採用などの経歴で不利だと感じたことはなく、フェアな昇格試験だったと思っています。

上田さん

上田さん

あえて大変なところを挙げるとすれば、入社した当時は同期のつながりがなく他部署のことが把握しづらいと感じたことでしょうか。とはいえ、入社後も管理職になる前後も社内研修が多く、部署を超えた人脈づくりの機会が充実していたので問題はなかったです。

小林さん

小林さん

同期がいなくても、まず所属している部署の横のつながりがありますし、他部署の人と話がしたい時は上司や同僚がフォローしてくれましたよね。知らない部署の人から相談メールが来ても「じゃあ、ちょっと話をしましょうか」となる雰囲気は、管理職でも一般社員でも変わらずあります。

山路さん

山路さん

ムラタは自分からコミュニケーションをとりにいけば、しっかり受け止めて快く返してくれる人ばかり。自分もそういう人でありたいです。

梅田さん

梅田さん

ピープルマネジメントもそうですが、管理職になったことで、その立場だからこその挑戦もできますよね。私の場合は、経営者層との距離が近くなり、事業の方向性に関わるような仕事ができるようになりました。実務をしていた頃とは種類の異なる大変さがありつつも、難易度が高く視野の広がる業務は自己成長にもつながります。思えば、管理職なる前もなった後も、本当にいろいろな挑戦をさせてもらってきました。自分も部下にそういう機会を与えられる度量を持って、環境を整えたいです。

山路さん

山路さん

そういった業務の中で部下がひと皮むける瞬間に立ち会えることも管理職としてはうれしいことです。メンバーの成長の積み上げは製品の完成度につながり、事業の成長も促します。製品に搭載されるのは技術だけでなく、手掛けた「人」の想いや成長もあると思います。

小林さん

小林さん

わかります。いろいろな強みをもったメンバーが1つの目標に向かってポジティブに働く姿を見ると頭がさがりますし、感謝の気持ちも尽きません。

上田さん

上田さん

管理職になると、そうやって自分ひとりではできない経験をさせてもらうことが増えますね。そして何より仕事の達成感をメンバーと分かち合うことができます。新しい業務に携わりつつ、メンバーと喜びが共有できる、これが管理職の何よりの醍醐味ではないでしょうか。業務が増えたからといっても、きちんと有休もとれますしね。おかげさまで大好きなゴルフもしっかり楽しめています(笑)。

MESSAGE

求職者へのメッセージ

MESSAGE

求職者へのメッセージ

山路:転職は人生の大きなターニングポイントです。簡単に決断できないと思いますが、どんな生き方をしたいのかということについて振り返る良い機会でもあります。複数の企業や働いている人たちを見ながら、一番自分にマッチするところを焦らず探してほしいです。転職すると、前の職場の人ともう一度一緒に働くことは基本的にできませんので、そこに後悔がないようにじっくり見極めてほしいと思います。その中でムラタに興味がわけば、どんな人がどんな考えで仕事をしている会社なのか、この座談会が少しでも参考になれば幸いです。

上田:転職は自分の生活環境を大きく変えるので、すごくパワーがいりますし不安もあります。しかしムラタはお世辞抜きで本当にいい会社なんです。そう自信をもって伝えたいですし、この座談会からその雰囲気を感じてもらえたらと思います。

梅田:「早く貢献したい」「自分の力を発揮したい」など、高いモチベーションとプレッシャーを感じながら転職活動をされているのではないかと思います。私たちはそうしたキャリア採用の方々のパワーを期待する一方で、そんなにすぐに追いついてくれとは正直思っていません。入社すれば自分に足りないスキルなどが見えてくると思いますが、それらを育てようとする環境がムラタにはあります。なので焦りやプレッシャーで力まず、まずはムラタの雰囲気を感じて下さい。ムラタには前例踏襲を是としない風土があります。自分のキャリアがムラタとは違うと感じても、ぜひ目を向けて下さい。

小林:私は2回転職しているのですが、転職活動って本当にエネルギーを使いますよね。自分はこれからどうなるんだろうという不安も大きいと思いますが、ムラタは常に個々の強みを理解してキャリアのことを考えてくれる風土や、チャレンジを歓迎する文化があります。昨今はワークライフバランスを重視した転職者も増えていて、小さなお子さんがいるメンバーも、充実したサポート制度を活用しながら働いています。あらゆる面で満足して働ける会社だと思いますので、ぜひムラタに飛び込んでいただき、一緒に社会の発展に貢献する仕事をしていきましょう。

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