社会貢献活動座談会
地域社会との共生に向けて、
ムラタで社会課題に取り組む
MEMBER
情報システム
2022年入社(キャリア)
東さん
主な仕事:製造や設計開発を中心にデータ分析による業務の効率化に従事。またボランティア社員として、地元の小・中学校に訪問し、「出前授業」で科学技術のおもしろさを伝えている。
趣味:海外旅行。学生時代には世界一周旅行も経験。最近はサックスも練習中。
総務
2006年入社
前川さん
主な仕事:社会地域貢献活動の方針立案や企画・推進。
趣味:子どもと過ごす休日。土いじりが好きで家庭菜園にも挑戦。
総務
2020年入社
眞木さん
主な仕事:社会地域貢献活動の企画・推進。
趣味:猫の世話、料理、休日のラーメン屋巡り。
気候変動対策
2019年入社
勝間さん
主な仕事:気候変動対策の戦略立案・実行。
趣味:家族と過ごす休日。中学生の時から続けているテニス。
サステナビリティ推進
2001年入社
中田さん
主な仕事:サステナビリティ社内浸透の企画・推進。
趣味:海外旅行。美味しいお店巡り。
環境推進
2017年入社
三谷さん
主な仕事:環境保全の一環である「ムラタの森」活動の企画・推進。
趣味:英会話、レッスンにも通っているゴルフ。
ムラタの社会貢献とは
ムラタは、世界中で多様な社会貢献活動を推進しています。
国内では森林保全、地域清掃、資源回収、イベントへの特別協賛、中国や東南アジアでは老人ホームや孤児院への寄付、技術者養成学校への奨学金支給、イギリスではフードドライブ*、アメリカではトイドライブ*など。また、STEAM教育の一環として、世界中で子供たちへの理科離れに対して、理科教育の推進をテーマに、ムラタのロボットによる「出前授業」、小中学生を対象とした「電子工作教育」なども実施しています。これらの活動すべてに、社是「これをよろこび感謝する人々とともに運営する」の精神が込められています。
*余剰食品や玩具を地域の福祉団体や施設に寄付する活動
ムラタの社会・地域貢献活動と重点分野
- ・ムラタの存在が地域の喜びとなるように地域の活性化に貢献すること
- ・貢献という形での支援を通じて事業活動を支えてくれている地域への感謝の気持ちを伝えること
次世代育成支援
出前授業等STEAM教育を通じて未来を支える人材の育成を支援します
地域社会への支援
地域社会に対し、信頼関係の構築と持続可能な社会の発展に向けた支援活動に取り組みます
環境保護
地域社会とともに積極的に豊かな環境づくりに取り組みます
文化支援
社会の発展に寄与する大切な要素であると考え、文化支援を通じた地域活性化に取り組みます
学術支援
ムラタ学術振興財団の支援を通して学術及び文化の向上発展に貢献するほか、各国・地域の大学で学ぶ学生を支援します
みなさんは、ムラタでどんな社会貢献活動に関わっていますか?
東さん
東さん
私はデータサイエンスの仕事に従事する一方で、STEAM教育*活動である「出前授業」のスタッフとして地元の小・中学校に訪問し、次世代育成支援の一環として、科学技術のおもしろさを子どもたちに伝えています。
*科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・リベラルアーツ(Arts)、数学(Mathematics)の領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念のこと
STEAM教育の詳細はこちら
三谷さん
三谷さん
私は、環境保全活動の一環として「ムラタの森」*活動の企画・運営を担当しています。この森は京都府亀岡市にあり、行政や地元の方とともに、ムラタの従業員とそのご家族、さらには定年退職した元従業員が、木の伐採や遊歩道づくりといった活動に取り組んでいます。
*京都モデルフォレスト協会の指針に賛同し、2007年から続けている森林保全活動
「ムラタの森」2023年度活動計画 および2022年度活動実績はこちら
勝間さん
勝間さん
私の業務は全社における気候変動対策の戦略立案とその実行で、最近は外部への情報開示にも力を入れています。その効果なのか国内外のお客様や投資家、メディアなど、多方面からの問い合わせが増えていて、ムラタの気候変動対策への注目度の高まりを感じています。
眞木さん
眞木さん
社会貢献活動をしていると、社内外問わず人との関わりが増えますよね。総務部も社会貢献活動の旗振り役として、行政や教育機関、社内でも部署や拠点をこえて、あらゆる人と関わっています。地域の方から「こんな問題があるから協力してほしい」とお声がけいただくこともあるんですよ。しかし、担当部門だけが取り組むのではなく多くの従業員が関わることが大切と考え、最近は、電子工作教室や京都サンガ*スペシャルデーのスタッフ募集など、従業員が地域社会と接点が持てるような企画を行っています。参加者は増加傾向にありますが、新規メンバーをもっと増やしたいです。
*地域振興に向けた協賛活動はこちら
中田さん
中田さん
もっと多くの従業員が地域の方と関わり、互いに支え合いながら成長していきたいですね。私はサステナビリティの社内浸透を推進していますが、その中で社会貢献の必要性の話をしています。持続可能な社会があるからこそ私たちは事業をすることができているということを伝えています。そういえば、先日、社会貢献活動に関する社内アンケートが実施されていましたが、機会があれば社会貢献活動に参加したいと思っている従業員は多いのですよね。
前川さん
前川さん
はい、そうした人たちが活動に参加しやすくするために、今後は現状とは異なる企画が必要だと感じています。ちなみに東さんが参加している「出前授業」は、募集を担当している広報部によると従業員の口コミ効果などで参加者が増えているそうですね。
東さん
東さん
私も広報部の方から朝礼などで活動について発信してほしいと言われました。やはり個人のリアルな体験談は影響力があるのですね。
ムラタにおける社会貢献とは?
眞木さん
眞木さん
ムラタの社会貢献活動は、創業時代からの経営理念である「社是」の実践そのものだと感じています。
勝間さん
勝間さん
そうですね。「独自の製品を供給して文化の発展に貢献し」という理念は、「ムラタのモノづくり」による気候変動への影響と「文化の発展」、という両立が難しい課題への取り組みが必要、とも解釈できますね。
東さん
東さん
昔は「文化の発展に貢献」というと、モノを生み出すことだったのかもしれませんが、今は気候変動対策のような社会貢献活動も含まれるということですね。
眞木さん
眞木さん
ムラタだけでなく地域住民や行政などを含めて、みんながWin-Winの関係になれることが大切で、どうしたらその地域の方々に喜んでもらえるのかを考え行動することが、ムラタにおける社会貢献活動なのだと思います。
社会・地域貢献活動基本方針に、「そこにムラタのあることが、その地域の喜びであり、誇りである企業。ムラタで働くことが、従業員の喜びであり、誇りである企業」であり続けたいと掲げていますよね。
みなさんの社会貢献活動のやりがいと、今後の取り組みを教えてください。
三谷さん
三谷さん
「ムラタの森」活動で、活動場所である亀岡市神前付近のハイキングコースの階段整備を行ったことがあるのですが、地域住民の方から「ムラタさんが整備してくれたおかげで、ハイキングコースとして安全に登ることができるようになり、助かっています!」と、生の声をいただいたことがあります。活動によって、地域住民の方に喜んでいただけた経験として、とてもやりがいを感じました。
「ムラタの森」では、活動の成果や意義をわかりやすく発信するために3ヶ年計画を策定しました。活動数や間伐した面積といった数値はもちろん、そもそも森林保全とはどういった状態がベストなのか、それに向けた活動内容などを具体的にまとめています。さらに多くの方々を活動に巻き込んでいくために、これからも積極的に社内外発信、そして認知度向上に取り組んでいきたいです。
東さん
東さん
関わった地域の方からの声って励みになりますよね。以前、「出前授業」でお世話になった学校の先生から、「学校を休みがちだった生徒が、この授業があるからと登校してきた」というお話がありました。私たちの授業が子どもたちの力になっていると思うと、やりがいを感じます。また、出前授業の最後にムラタのロボット「村田製作所チアリーディング部」のパフォーマンス披露時に司会をさせてもらったことがあるのですが、難易度の高い演技やフィナーレの時に歓声が上がり、笑顔で溢れた瞬間は、すごく嬉しくなりました。自分が村田製作所チアリーディング部を作った訳ではないのですが、ムラタの代表として参加しているので、誇らしい気持ちになります。
前川さん
前川さん
笑顔というと、長岡京市市制50周年記念の夢プロジェクトで光センサーアボイドカーづくりの電子工作教室を開催したのですが、はんだ付け作業に苦労しながらも完成させ、無事動いた瞬間の子どもたちの笑顔がいまだに忘れられません。企画から準備まで大変だったのですが、心からやって良かった~と嬉しくなりました。
眞木さんはどうですか?
眞木さん
眞木さん
長岡京市と協働で実施したJR長岡京駅前東口のゼロカーボン化・スマート化の取り組みが2023年に完成したのですが、約2年間、長岡京市をはじめ社内のたくさんの方の力を借りて取り組んできたことなので、目に見える形になった時はとても嬉しかったです。また駅利用者や市民の方々が活用されているのを見ると、達成感を感じますし、頑張ってよかったなと思います。これからも「ムラタといえばこの社会貢献活動」と地域のみなさまから言ってもらえるような、ムラタらしい活動をしていけたらと考えています。
勝間さん
勝間さん
私は、仕事をやり切ったということを感じられる瞬間が好きです。例えば、入社して最初に担当したプロジェクトが株式会社岡山村田製作所へのカーポート型太陽光導入でした。事業所メンバーと協力して、2020年3月に完成した1200台分のカーポート型太陽光はスケールも大きくやりがいを感じました。また新聞や記事にも取り上げていただいたことで、家族から「がんばったね」と言ってもらえたときも嬉しかったです。気候変動対策が、次世代の豊かな生活や会社の価値向上につながっていると思えるからこそ挑戦し続けることができています。
中田さん
中田さん
次世代の豊かな生活に少しでも貢献できていると思えると、頑張れますよね。私は、サステナビリティの社内浸透なので、直接的になにか地域社会に貢献できている訳ではないのですが、社内浸透取り組みを通じて多くの方に影響を与えることができます。そういうところにやりがいと可能性を感じます。
浸透取り組みの一つとして、これまで1000人を超える従業員の皆さんにSDGsカードゲームを用いたセミナーを展開しているのですが、その中で社会課題解決に向けて自分にできそうなこと、やってみたいことを考えてもらっています。毎回たくさんのアイディアが出てきて、それらが実現した未来を想像するとすごくワクワクします。今後、この取り組みを通じて、実際に行動に移していく従業員を一人でも増やしていきたいなと思っています。
前川さん
前川さん
社会貢献活動に参画する従業員を増やしていくには、社内浸透の取り組みも重要ですよね。ちなみに、東さんのようにボランティア社員としてSTEAM教育活動に参加する側の立場としては、今後の活動にどのような期待をしていますか。
東さん
東さん
活動に参加したことがない人は、自分が参加してもうまくやっていけるかどうか不安だと思うんです。そうした心配を取り払って、最初の一歩が踏み出しやすい仕組や発信があると良いと思います。
「出前授業」に関しては、地域の子どもたちの共通の思い出になったり、進路を具体的に考える高校生の刺激になったり、活動の幅が広がることを期待しています。
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