INTERVIEW

知恵と技術と
ノウハウが詰まった
オンリーワンの設備開発

モノづくり技術統括部
モノづくり技術開発1部

2008年入社 工学部・機械システム工学科

WORK

進化するモノづくりに欠かせない設備を作り出す

ムラタの主力製品の1つに、セラミックコンデンサがあります。携帯電話や電子機器、自動車などに数多く搭載されている部品で、その性能は日進月歩で進化し続けています。日々厳しくなる製品への要求に応えるため、製品そのものの性能アップと比例して、製品を製造する工程も常に進化を繰り返しています。私の仕事は、進化し続ける製品を生み出すための設備の開発。セラミックコンデンサの製造プロセスの1つである内部電極印刷工程において、新しい製法の評価装置の設計や実験評価などを行い、工場への導入までを手がけています。設備開発チームや工法開発チーム、製造チームなど、ムラタのモノづくりを支えている関連部署と密接に関わりながら、オンリーワンの製造設備を作り出しています。

1日のスケジュール

9:00

メールチェック、スケジュールの確認、工数入力

9:30

仕入先への出張、開発設備の製造現場にて製作フォロー

10:30

定例打ち合わせ、開発メンバーとの進捗状況報告や情報共有

11:30

ランチ

12:15

係メンバーと1日の予定を共有する昼ミーティング

12:30

開発設備のメカ設計業務、3D CADを使用

16:00

時短勤務のため16:00で退勤

MISSION

性能と品質、
そして最適なタイミングが
モノづくりに欠かせない

製品と設備の違いを問わずに、モノづくりには徹底した作りこみや製品品質の向上が求められます。いかに性能が高く、品質にも優れたものを生み出せるかが、技術者たちに求められているのです。しかし、実際のビジネスにおいては、いろんな制限や制約が伴います。コストや納期、開発時間に対して守るべき条件があり、どれほど優れた製品や設備であっても、無限に時間とコストをかければいいというものではありません。状況によっては、最低限の品質が担保できた段階で開発を終え、次の工程に引き継いだり、市場にリリースしなければならないこともあるのです。モノづくりにおいて、最適なタイミングを見計らうということも非常に重要です。私自身も、1つの仕事に集中してしまうと最適なタイミングを逸してしまう傾向があるので、状況の変化や周囲の様子に十分に気を配るようにいつも注意しています。

VISION

メカ設計のプロへの道のりは
まだまだ続く

まずは、メカ設計の担当者として、幅広い知識と経験を手にしてプロフェッショナルになること。それが一番の目標です。具体的には、設備開発(メカ・制御)、工法開発、商品開発、材料開発、製造など、それぞれの部門の専門家のみなさんと関わることでいろんな知識を吸収して、設計担当者としての自分自身の引き出しを増やしていきたいと思っています。

プライベートの過ごし方

まだ子供たちが小さいので、子供中心の家族との時間が何よりも大切です。育児や家事で平日に時間を持つことがなかなか難しいので、休日にはゆっくりと過ごすようにしています。3人も子供がいるのでバタバタと落ち着かない家ですが、子供たちの様子を見ていると、小さな体で元気いっぱいに、一生懸命に生きている姿が愛おしく感じられ、「明日からも頑張ろう」という気持ちが湧いてきます。

志望者の方へメッセージ

世の中には本当にたくさんの業種、そしてたくさんの職種があり、学生のみなさんの目の前には、数えきれないほどの選択肢が広がっています。まずはしっかりと自己分析をして、自分のパフォーマンスを最大限に活かせる道を考え、納得できる会社・仕事を見つけていただきたいです。もう1つだけアドバイスするとすれば、会社との相性も大切にするといいと思います。長く働いていると、人生にはさまざまなライフステージの変化があり、働き方を変えていく必要性に迫られます。そうした人生の節目になった時にも、「まだまだ働きたい」と思える会社であれば、きっと仕事だけでなく人生そのものも充実するのではないでしょうか。そんな会社をぜひ見つけて下さい。