INTERVIEW

たった1つの部品で、
この世界を変えていける

通信・センサ事業本部
高周波デバイス事業部 多層商品開発2部

2008年入社 理工学研究科 電気電子工学専攻

WORK

電子部品の進化には、
世界を変える力がある

私が所属する部門では、スマホ向けの通信モジュールを開発しています。モジュールは多くの部品を複合した製品ですが、単に部品を組み合わせるだけでは優れた製品は生まれません。「単純に組み合わせる以上の付加価値創造」をミッションに、社内の各部門や社外の半導体メーカーと協力しながら製品開発していきます。高速通信を可能にするキャリアアグリゲーションや5Gなど、スマホの通信速度に関わる重要なモジュールですから、常に新しい技術が求められています。新しいモジュールの開発は、より小型に、より高性能に、というお客様の要望に応えることが不可欠であり、決して簡単ではありません。お客様の要望それはつまり世界中のユーザーの要望そのものですから、より速い通信、より長時間使えるスマホの実現のため、更新され続ける無線通信規格に対応した製品を生み出していきたいと思います。

1日のスケジュール

9:00

子供たちを保育園に送ってから、出勤。

9:30

チームメンバーが前日に仕込んだシミュレーションの結果を、一緒にレビューして対策を練る。

10:30

最前線で顧客対応をする海外の駐在員と顧客訪問の事前打ち合わせ

15:30

モジュールに搭載する「部品設計チーム」 とのミーティング。シミュレーションや実測の「データ」を共通言語にして認識合わせ。

17:00

午前に仕込んだシミュレーションの結果を考察し、翌日以降のアクションを整理。

18:00

退社

MISSION

データを共通言語に、
国境を越えた開発体制を構築

海外売上比率が90%以上のムラタでは、日本だけでなく世界中のお客様をターゲットにして事業を展開しています。製品開発においてもグローバル化が進んでいて、海外の開発拠点と一緒にモジュール開発するケースが珍しくありません。時差があり、言語やライフスタイルも異なる人たちとの協業からの学びは、とても貴重なものでした。例えば、開発の方向性を決める時には、「なんとなく」という感覚や自分の経験に頼ることをやめ、実測データやシミュレーションデータを使ったやり取りを繰り返し、合意を重ねていきました。データを集めて考察し、方針を決める作業はとても地味ですが、積み上げたデータや考察に嘘はありません。異なる環境やバックグラウンドでキャリアを積んできた相手との開発だからこそ、データを共通言語としたコミュニケーションが成功へのカギとなりました。新規モジュールの開発に成功しただけでなく、国境を越えた製品開発という大きな成功体験も手にできたと思います。

VISION

モジュール開発の
コアテクノロジーの確立を求めて

中長期的な目標にしているのが、モジュール開発における「コア」となる設計技術を確立し続けることです。私たちの部門では、実に多くのモジュールを開発しています。お客様に採用してもらえる魅力あるモジュールを開発するには、新しい技術をタイミングよく導入しつづけていくことが欠かせません。そのためにも常に新しい技術を学び、自らの血肉として身につけていく努力をつづけたいと思っています。そしてモジュール開発を「設計技術」「プロセス」「知的財産」のそれぞれの観点からリードしていくような存在になりたいです。

CAREER STORY

キャリアストーリー

2008年

入社1年目から中華圏向け携帯電話用通信モジュールの開発を担当。3年目には当時としては最薄の(低背)モジュール開発、4年目にはモジュール専用超小型SAWフィルタの開発にモジュールエンジニアとして参画。

2014年

工場の製造部門へ出向。受注が好調な主力製品で不良率が急上昇するトラブルに見舞われるが、解析のプロ、生産設備のプロなど現場を知る他部門の力を得てトラブルを回避。協力体制の重要性を体験する。

2016年

本社の開発課に帰任し、SAWフィルタ、半導体といった社内で保有するコアデバイスを駆使した通信モジュールの開発に従事。海外の開発拠点との連携を図り、言葉や文化の違いを乗り越え、新製品開発に取り組んでいる。

2020年

年々回路規模が大きくなるモジュールの開発に従事。モジュールに取り込む部品が増加するに合わせて、チームメンバーも年々増加。業務分担を適切に行い、必要な検証を限られた日程で遂行する日々。

2023年

開発課のマネージャーとして、よい製品を作ることに加えて、”どのようなプロモーションを行い、参入を果たしていくか”を考える時間が増えた。

プライベートの過ごし方

これからの世界を変えていくような、そんな夢のあるモジュール開発に専念できているのも、体と心が健康であり、家族も健康でいてくれているからです。どんな仕事をするにしても、自分自身と家族の心身の健康が一番大切であると考えています。いつも体の健康を意識して、バランスの取れた食事と運動を心が得るようにしています。体と同様に心の健康も大切ですから、過度な負担やストレスがかからないよう、気を付けながら仕事をしています。

志望者の方へメッセージ

就職活動は、これからの自分がどう生きていくかを考える貴重な機会です。まずは自己分析をしっかりとして、自分が大切にしたいことを明確にして下さい。そうすれば、「自分が何を大切に生きていくのか」という大きな柱ができ、困難に遭遇した時もきっと頑張れます。変化の激しい現在は、価値観も大きく変わっていく時代。こだわりを大切にしながらも固執し過ぎないよう、自分の生き方そのものをしっかりと考えてみてください。

技術系社員のインタビューを見る

技術系

知恵と技術と
ノウハウが詰まった
オンリーワンの設備開発

生産技術(開発系)

2008年入社

技術系

子供たちに残したい
未来のためのプロセス開発

プロセス開発(セラミック)

2000年入社

技術系

モノづくりの源流となる原料。
その品質と安定供給に
責任を負う

生産技術(製造系)

2007年入社

技術系

製造の現場を知り、
現場のために、
知恵と工夫を絞り出す

製造技術

2017年入社

技術系

ムラタの世界的販売戦略を
立案し、実行していく

商品技術(国内)

2009年入社

技術系

分析の力で、
電子部品の可能性を
広げていく

分析・解析評価

2008年入社

技術系

モノづくりに専念できる
優れた環境を作り上げていく

環境管理

2017年入社

技術系

原料と知恵を組み合わせれば、
人の心を動かす
モノづくりができる

材料開発(無機)

1998年入社

技術系

製品の質、事業の質、
仕事の質を高める請負人

品質管理

2014年入社

技術系

日進月歩のIT技術を活用し、
ムラタのインフラを支える

情報システム(ITインフラエンジニア)

2021年入社

技術系

クラウドの活用支援で
ムラタのDX推進の一端を担う

情報システム(クラウドアーキテクト)

2019年入社

技術系

データマネジメントの
専門として、
社内のデータの利活用を促進

DX推進(データエンジニア)

2022年入社

技術系

SAWフィルタの開発を通して
無線通信機器の進化に貢献する

商品開発・設計(SAWフィルタ)

2008年入社

技術系

誰も知らないアイデアで、
世界にないモノを作り出す

商品開発・設計(コンデンサ)

2008年入社

技術系

薄膜微細加工が、
世界に新たな価値をもたらす

プロセス開発(薄膜)

2017年入社

技術系

材料開発という分野から、
商品の進化や製造の安定に貢献していく

材料開発(有機・高分子)

2020年入社

技術系

より便利で豊かな社会の創出に向けて、
「メトロサーク」の開発を推進していく

回路設計(通信・伝送電子回路)

2021年入社

技術系

システム開発を通して、
「無線センシングソリューション」の一翼を担う

ソフトウェア・ファームウェア技術開発(IoT)

2015年入社

技術系

情報システムのデータ基盤を通して、
ムラタのモノづくりの進化に貢献していく

情報システム(モノづくりシステム)

2011年入社

技術系

ITサービスにより、ムラタの
サプライチェーンのプロセスをつなぐ

情報システム(次世代SCM)

2016年入社

技術系

ムラタグループ全社に
安定したICT(情報通信技術)インフラを提供する

情報システム(セキュリティ)

2023年入社

技術系

「積層セラミックコンデンサ」のさらなる競争力強化を目指す

材料開発・材料プロセス開発

2019年入社