INTERVIEW

子供たちに残したい
未来のためのプロセス開発

技術・事業開発本部
マテリアル技術センター 材料プロセス開発部

2000年入社 工芸学部・物質工学科

WORK

5年以上先の未来を想定して、
理想のプロセスを追求していく

常に5年以上先の未来を見据えた研究開発部門で開発企画のマネージャーをしています。より良い未来を創るために、ムラタでは新規技術の開発に向けた研究が行われていますが、その中でも新規事業創出のための新規プロセス開発を担当する部門です。開発者の最終目標は、自分が開発した技術を世の中に実装していくことですが、素晴らしい技術なら世の中に勝手に実装される…わけではありません。適切な用途、使い勝手、価格、品質、タイミングなど様々な条件があわさって初めて世の中に受け入れてもらえます。開発企画は開発初期から後期まで、ほぼ一貫して技術を世の中に実装(=事業化)することを考えながら技術に関わる仕事になります。将来のあったらいいな!を技術に落とし込み、それを世の中に実装していくシナリオを描いて、技術者ともに技術戦略を練り、一つ一つ課題を越えていくプロセスは、理想の未来のジオラマを作っていくような感覚もあり、やりがいがあります。

1日のスケジュール

9:00

出社、スケジュールとメールのチェック

10:00

社内技術会議(開発技術の進捗や方向性などを確認・協議)

11:30

社外向け打合せ資料作成(社外協業プロジェクトなど)

14:00

係ミーティング(メンバー間の情報共有、課題などを相談・協議)

15:30

社内関連部署との打合せ(開発材料やデモ機など)

16:30

契約関係の確認

17:00

報告と明日の予定の確認

17:30

退勤

MISSION

「未来の技術」という
誰も知らない答えを求めて

「研究テーマを持って取り組む仕事」と言うと、多くの人が“人と関わらない研究職”というイメージを持ちます。でも実際は、将来に必要な技術を想定し、バックキャストで戦略を練るためには、自社の中だけでなく、社外の色々なところに情報を求めに行っています。展示会や学会などはもちろん、スタートアップの社長さんとお話させていただく機会もあります。出会った方から新しい技術を紹介して頂いたり、他の有識者を紹介して頂いたりすることもあります。社内では、提携先との契約のために法務部門や特許部門ともお話させていただきますし、社内の商品部へ私の部門の技術を売り込みに行ったりすることもあります。自分が描いたシナリオの壁打ちのために、昔お世話になった先輩(もう部長になってたりされます)にお願いして壁打ち相手になってもらうこともあります。また、自分が知った情報を適切な相手に共有したり、知識のGive&Takeが成り立つ環境を整える活動を所属センターの有志で推進しています。

VISION

諦めるのではなく、どうやったら出来るかを考える

今の仕事での目標は、『どんな状況の人で合っても、何歳からでも諦めずに成長を実感でき、楽しく仕事ができる組織風土を作る』ことです。私自身、子育てで大変な状況も経験しましたし、プライベートで精神的に悩んだ時もありました。そんな時でも、私の状況を理解しながら、成長をあきらめさせない上司達に何度も救われてここまでやってきました。世の中には、そのような状況だと諦めてしまう上司も少なくないと聞いています。そんな中で、本当に上司に恵まれていたと思います。私も恩送りではないですが、『諦めるのではなく、どうやったら出来るかを考える。』を大切に、楽しく仕事ができる組織風土を作っていきたいと思い、マネージャーという役割にチャレンジしています。

CAREER STORY

キャリアストーリー

2000年

マテリアル事業に配属。入社4年目には、開発した材料が初めて量産化される。プライベートでは結婚し、仕事と家事の両立を図るようになる。

2007年

第一子の出産に伴い産休・育休を取得。2009年復職、復職して以前よりも仕事が好きなんだと実感。

2012年

第二子を出産し、2度目の産休・育休を取得。2014年に職場復帰。女性の生き方・働き方を真剣に考えるようになり、後輩女性のキャリアモデルケースを意識し始める。

2014年

研究開発部から事業部材料開発部門へ異動。

2018年

プロセス開発部へ異動。チームリーダーとして、新規プロセス開発に従事。社内の女性技術者活躍支援取組みに参加し、マネジメントとしてのキャリアに興味をもつ。

2021年

職種が技術職から企画職へ変更。半年後にマネージャーとなり、現在に至る。良いマネジメントとは?を本気で考える日々。

プライベートの過ごし方

最近は家族で謎解きにはまっています。
謎解きは大人の頭でもかなりてこずりますし、たくさん歩くのでとても疲れます(笑)かなり難しい問題だと1人で考えていても解けないのですが、家族で言い合いながら考えるとなぜか解けるんです!ここからも多様性とチームワークが難問を解くために必要なことが分かります。こんな経験も将来の子供たちの人生に役立つのではないかと期待しています。
仕事でもプライベートでも、『何事も経験。そして、そこから何を学んだのか?が大切』だと思っています。

志望者の方へメッセージ

ムラタに採用された同期の話を聞くと、最終面接では自分の意見をはっきり伝えた人が多くいました。「大学の成績はどうですか?」と聞かれて、堂々と「とても良いです!」と言い切った人もいれば、「大学では電子制御系を専攻しましたが、入社後は材料開発をやりたいです」と具体的な希望を面接官に伝えた女性の同期もいます。就職活動では、自分のやりたいことを無理に曲げたり隠したりして相手に媚びる必要はありません。必ずしも希望が叶うとはかぎりませんが、想いを相手に理解してもらえる言葉にして伝えることを意識して下さい。想いを伝える能力は、必ず将来の仕事でも役に立つと思います。

技術系社員のインタビューを見る

技術系

たった1つの部品で、
この世界を変えていける

回路設計(高周波)

2008年入社

技術系

知恵と技術と
ノウハウが詰まった
オンリーワンの設備開発

生産技術(開発系)

2008年入社

技術系

モノづくりの源流となる原料。
その品質と安定供給に
責任を負う

生産技術(製造系)

2007年入社

技術系

製造の現場を知り、
現場のために、
知恵と工夫を絞り出す

製造技術

2017年入社

技術系

ムラタの世界的販売戦略を
立案し、実行していく

商品技術(国内)

2009年入社

技術系

分析の力で、
電子部品の可能性を
広げていく

分析・解析評価

2008年入社

技術系

モノづくりに専念できる
優れた環境を作り上げていく

環境管理

2017年入社

技術系

原料と知恵を組み合わせれば、
人の心を動かす
モノづくりができる

材料開発(無機)

1998年入社

技術系

製品の質、事業の質、
仕事の質を高める請負人

品質管理

2014年入社

技術系

日進月歩のIT技術を活用し、
ムラタのインフラを支える

情報システム(ITインフラエンジニア)

2021年入社

技術系

クラウドの活用支援で
ムラタのDX推進の一端を担う

情報システム(クラウドアーキテクト)

2019年入社

技術系

データマネジメントの
専門として、
社内のデータの利活用を促進

DX推進(データエンジニア)

2022年入社

技術系

SAWフィルタの開発を通して
無線通信機器の進化に貢献する

商品開発・設計(SAWフィルタ)

2008年入社

技術系

誰も知らないアイデアで、
世界にないモノを作り出す

商品開発・設計(コンデンサ)

2008年入社

技術系

薄膜微細加工が、
世界に新たな価値をもたらす

プロセス開発(薄膜)

2017年入社

技術系

材料開発という分野から、
商品の進化や製造の安定に貢献していく

材料開発(有機・高分子)

2020年入社

技術系

より便利で豊かな社会の創出に向けて、
「メトロサーク」の開発を推進していく

回路設計(通信・伝送電子回路)

2021年入社

技術系

システム開発を通して、
「無線センシングソリューション」の一翼を担う

ソフトウェア・ファームウェア技術開発(IoT)

2015年入社

技術系

情報システムのデータ基盤を通して、
ムラタのモノづくりの進化に貢献していく

情報システム(モノづくりシステム)

2011年入社

技術系

ITサービスにより、ムラタの
サプライチェーンのプロセスをつなぐ

情報システム(次世代SCM)

2016年入社

技術系

ムラタグループ全社に
安定したICT(情報通信技術)インフラを提供する

情報システム(セキュリティ)

2023年入社

技術系

「積層セラミックコンデンサ」のさらなる競争力強化を目指す

材料開発・材料プロセス開発

2019年入社